今日はどんな羽織りもの?北海道の晩秋70代80代の着物とコート類

秋深し・・今時期はどんな羽織ものを着てますか?

10月の下旬ともなるとコート類の他にショールや薄手の手袋なども必要になってきました。日中はよくても、陽の陰る帰りの夕方には首元と指先が冷えますから。

ということで、いつものように先輩方の着物に加え今回はコート類も紹介します。

臙脂に細かな四角いあられ模様のロングな道行きコートと、変わり市松に琉球絣が素敵な紬。半衿と半巾帯の雰囲気とよく合って、人様のながら(笑)大好きな紬です。

辻が花の入った多彩な草花柄の道行きコートは紺系。小紋はグレーの型染めの寄せ柄。半巾帯との組み合わせはモノトーンで、いつもの雰囲気とはまた違って素敵。

着物の上に二部式着物の上を重ねて(又は上下を)その上に道行きコートを着るとか、寒がりさんにはこういった着方もいいですよね👍

小紋は更紗の縮緬で、黄色い帯締めが効いています。

黒地に赤の麻の葉は、私の母親もよく着ていたような色柄で懐かしさを感じます。よく見るとこれは太い毛糸のような糸で織られたレースの道中着。

レース織りといってもけっこう暖かいのですよね。こちら気楽な上っ張り感覚でもホームコートとしても着られます。

水色の縞と蝶の小紋で。半巾帯と半衿の雰囲気が似てますね~

白黒の総絞り道行きコートは小紋着物からの仕立て替えとのことです。もう一枚やはり絞りのそれは訪問着からだったか、そのロング道中着も以前着てらしたことがありました。また見てみたい😊

付下げ小紋がお好きなようで、何枚所持してるのかなぁ。

雪がちらつく前までは、よほど寒くないかぎりコート類はけっこう省きますね。ショール一枚でも常備しておけば済むのです。

クリーム色の小紋は梅と雪輪柄で墨色が落ち着いた印象に。こちらはお姉さまからの譲り受けだそうです。

お姉さまの方が小柄なために裄丈が小さく、ずっと着ず仕舞いだったのを一度くらいは着てあげなくちゃ😅ということでの初披露~

10月だとコートではなく通常の羽織りにショールでもよさそうなものですが、そもそも北海道の人は羽織そのものを着る人自体ほんとに少ないように思います。