「ばばクサイよ」の村山大島と「くずし貝ノ口」結び

6月なのに、お昼でも12度もなく寒い日。吹く風がとっても冷たかった!

袷の着物でもいいくらいな稽古日の着物は「村山大島」にしました。さすがに皆は袷でしたが、踊れば大汗かきの私はやっぱり単衣。そのかわり、袷の道中着を箪笥から引っ張り出し羽織って出かけました。
これを着るたびに、ババクサイ(笑 お約束の約1名から)と言われてきましたよ。好きだし全く気にもしてないので今期もこれまで通りに。でも見て~織り柄はこんなに可愛いのですよ。

今回はもう飽きたのか?😁何も言われませんでしたね。髪型の違いだけで、見た感じも多少変わったようです。

「貝ノ口」を「くずし貝ノ口」に

今日の貝ノ口は、ニュアンスを変えてみました。「くずし貝ノ口」結びと命名~
化繊の巾広(17㎝前後)半巾帯を使っています。
  • 巾広で張りと厚みのある帯が👍
  • 手先を少し長めに取って結び、広げて下げて。
  • 垂れ先も、わずかに長くなるようにし下方向へ向けて。
  • 全体的にザックリとした結び方で。
この結び方は、「貝ノ口は上手くキチッと結べないの」と仰る先生の、いつもの結び方なんです。先生は、化繊の小袋帯(全通柄袋帯の半巾帯版)でこんな風に結んでいますよ。
ところで、先生といえば・・

今回は先生不在(その理由)での稽古予定でした。
ところが・・開始時間になると、え~~ッ!?って。。みんなが驚く中、先生がいつものように着物姿で現れた!

確かに、先日お見舞いに行った時にはすごくお元気で「早く退院したい!」と仰ってましたが、ほんとに退院したとはビックリ。4週間以上は入院との診断を2週間で退院したのでした。

その瞬間は息も出来ないほどの痛みで身動きも出来なく「ああ、人生終わった!」と心で叫んだそう。それが、「不幸中のありがたき幸い。こうして動けるうち今後はこれまで以上に行動する!」と決意を新たにしたと。そう仰る先生の、満面の笑顔にパワーを感じました。みんなも喜び安堵。

とはいえ、今日のところは動かず(それでも・・つい多少は踊りそうになりながらも)ご指導して下さいました。それにしてもさすがだなぁと尊敬しきり。
やはり、使命感なのですね!
ここの先輩たちはみんなそう。素晴らしい方々に恵まれて幸せだ💖