稽古の着物~縞の着物に半巾帯、冬は防寒コートにロングな手袋で冷気を防ぐ

ポリエステルの着物とポリエステルの半巾帯

今日の稽古には粋な雰囲気の縞柄小紋を着て行きました。

半巾帯は細い縞の織り地に2色織り分け。織り地から微妙に現れるとりどりの色が好きです。すっごく安い(2000円以下)ものでも色柄が気に入ってるとポリでも心が満たされる。

珍しい生地の洗える着物

市場では”洗える着物”と呼ばれてる着物ですね。この、洗えるというのは「一般家庭で服を洗うように洗濯機で気楽に洗えるよ~」ってこと(洗濯ネットは必須)
現代社会には打ってつけの着物ですよね。
ポリ着物といえどもその質はピンキリ。絹か?と一瞬思ってしまう程かなり上質なものから、サンキュッパ(3980円 笑)いやそれ以下で手に入るものまで様々~

この着物は既製の仕立て上がり(プレタポルテ)のポリエステル100%です。タグが付いていました。頂いたものなので詳しいことは分かりませんが、今どきのポリとはまた違った珍しい質のポリエステル素材。あ~あの頃流行ったっけ~と懐かしさを覚える。

一時期、洋服などに使われていたツルツルな地厚地で、触るとほんわか暖かく風も通しにくいのです。珍しい生地だけに面白い着物なんですよ。
はい、うそつきです(うそつき袖・替え袖)。
たかはし着物工房の【 満点肌着 】 に、正絹の襦袢ハギレから作った”なんちゃって袖無双”をマジックテープで取り付けてますよ。柄は薄いサンドベージュに小花柄です。

半巾帯と全体のバランス

この半巾帯は17㎝巾と現代物に多い巾広サイズです。始めは巾が広すぎ!と思いましたが、慣れてしまえばこれくらいあっても全然いいなと思いました。

一般的には15㎝巾。もし、身長や体形の割合から見てその帯巾が狭ければ、ひと巻き目と二巻き目を少しズラして巾を出す。するとバランスもとれる。

昔は細帯といってその巾もいろいろだったりしました。1本の帯を端が擦り切れれば縫い直してと、長~いこと使っていたからですよね。

バランスといえば、帯の柄。こういった上下の色違いとかの場合、どっちの色を上に又は下に持ってくるかによって、全体の見た目バランスって変わりますよね。

ポイントになる方を上に持ってくれば下半身が長く見え。下ならその逆、また落ち着いた感じも出る。

この帯の場合、いつも白っぽい方が上で締めてますねそういえば。。
白を下にすると上半身が詰まった感じ・・がするのです。それに、顔に近い方を少しでも明るくしたいからー。って、結局は全体の見た目バランスですけども。

真冬にはロング手袋で手首から入る冷気を防ぐしコートも長めで

本革が大好きな私は手袋は絶対これ♪(運転するときのハンドルも握りやすく滑らないから好き。革の匂いフェチ♡あ、踊りの稽古サークル会場は近いので歩きね)しかも肘まであるロ~ング丈ですよ。

なぜにしてここまでロングなのを?
着物は手首から腕へと冷気が入ってくる。風向きによってはスーーーっと、肘まで。

それを防ぐためです。和装の防寒コートは袖の後ろに開きが無いタイプなので、あとは手首から入る冷気さえシャットアウトすれば万全なのです。
大手を振って(笑)歩けるよ ルンルン♪

今日は、丈の長めな黒いコートにしました。
カシミア混で生地が軽いから、どうせなら着物の裾まであったらもっと嬉しいのに!と思ったりもして😏

何年も前から、自分でマキシなコート(風でいい)を作りたいなと思案し続けてはいるものの未だ実行に至らず。お気に入りの、生地やその柄、コートの形も、価格も重要視だしと・・4拍子がなかなかそろわないのね。

今あるもので十分足りてるから、それでいいっちゃいいんですけどねぇー