№3自分でお直しした付下げの完成と試着(袷を単衣にして身丈と袖丈出し)

自分で着物の裏地を外そう!袷を単衣にして身丈と袖丈を伸ばす付下げ編№1から付下げの身丈と袖丈を伸ばそう!自分でお直し№2、そして今回は総仕上げです。最後に試着もしてみました。

単衣の仕上げは延々と「くけ」の作業、アイロンと押し

衿下からぐるりと裾を通って衿先まで、身頃の縫い代を落ち着かせるためのくけ縫い、袖ふり袖口などなど、ヘタながらもなんとか地獄(笑)のくけ縫い作業を終えました。

画像に記した白い線と点、こんな感じで縫いました。かくしじつけ・三つ折りぐけ・耳ぐけなど、和裁って凄いよなぁなんて独り言をいいながら。。

特に裾の角はちょっと手こずりましたが何とかね💦何年もしてないとほぼ忘れてます。本があると助かりますね~(前回紹介した初心者向けの和裁本)

以前裄丈伸ばしで袖幅を反物巾の可能なまで出していたので、三つ折りぐけもキリッキリでした。最後に、はじめに1コ外したスナップボタンを付け直して完了。

アイロンがけでは、伸ばしたあとの筋消しが完璧に消えなくても気にしません。むしろ、自分で直して着てることの方が喜ばしいし、ちょっと褒められもする♡

キチンと畳んでたとう紙と衣装敷に挟み、一晩寝押し。この寝押しって効きますよね。

お直しした牛首紬を試着してみた

早速の試着なので何も考えず、とりあえず先日から置いてあったものを用いて着てみました。(ソックスのままじゃ雰囲気出ないと思い、ピャッと脱ぎすて裸足です)

先週の稽古で締めた帯(頂きもの)ですけど、これ合いますね。帯締めの柄出しが左右逆ですけどとりあえずってことで。

そんなことより着心地よ😏とにかく長いこと気になっていたのが解決したので、まずは感激。やはり裏地がなくなった分着心地も変わりますね軽すぎ~

身丈が長くなったことで、いつもの腰紐の位置でピッタリでした。当然衿先もピッタリ位置に。袖丈が長くなったので、うっかり長襦袢の袖丈💦なんてこともありません。うそつき袖も必要なくなりました。

以前は着る時に、あ!そういえばこれ少し短いから腰紐を低く・・とか、袖のことも着る段階でハッと思い出し慌ててうそつき袖を箪笥から出したり選んだりとか。また付け袖にしたらそれっきりになりつまんなくて、長襦袢も色々着たいじゃないですか。(そんなことだと着ることもおっくうになっちゃうし)

・・というわずらわしさはもう無し👍来春?秋?から、また気持ち良く着られますよ😄

以上で、牛首紬のお直し№1~3を終わります。