浴衣に名古屋帯2|浴衣に「二部式作り帯」でお太鼓(半衿なし)

前ページ からの続き、今度は白地の浴衣を。
まさに大人の浴衣という感じで50代の私にぴったりと馴染むものです。

白地と言っても、アイボリーが主でそこに白の縦線が部分的にあるだけ。地色が真っ白じゃないから、かえって馴染みやすいのかもしれません。(パーソナルカラーの観点から言っても)

織り地が浮き出たような変わり織りで、割と地厚なので見た目より透けることも無く着やすいです。そこに濃紺の亀甲に撫子?や菖蒲の花などや芝、うろこ文の柄。
プレタでミシンと手縫いの両縫製となっています。

初めて手にした時には、一瞬なんだか「寝巻き?」っぽいと思いましたが・・着るとそうでもなく、けっこう周りからも好評な浴衣です。(特にご年配の方々)
半衿はしないで着付けました。その方がこの浴衣らしいので。浴衣の場合の帯揚は、正面から見てほとんど出ないくらいの方がよいかと思います。

「三分紐」にしましたが、やっぱり「涼し気なガラス細工のがひとつ欲しいナ」なんてつぶやきながら、今ある帯留めを通しました(''ω'')
ペタンこなお太鼓がいいと思って、角だし用の帯枕を使いました。浴衣に合わせてラフな感じがいいと思うからです。単衣帯は年中使えて便利なもの、素材は綿混紡です。

独鈷柄ってスッキリして浴衣に合いますよね。
実は二部式の「作り帯」です。こういうのは簡単気軽でいいものです。

この作り帯(付け帯)の作りはこうなっています→ 昔の「付け帯」「作り帯」その実態 その2
「文化帯」とか「簡易帯」または「軽装帯」などと言われることもありますよね。

お太鼓は枕や帯揚げ帯締めなどと、合わせる小物を選んで揃えて支度・・などと細かい手間(それも楽しいものだけれど)作業があるので、それを思うと名古屋帯に気持ちが向かず、結局は手軽な半幅帯に落ち着くという・・

なので、帯自体がこんなに簡単なものだとお太鼓に対する気持ちのハードルが低くなります。特にこういう形の決まった固定式は少々つまらないようだけれど、時間の短縮や、おっくうさが減ることで意欲が湧き楽しさが倍増です。

まずは、自分が楽しく着られなきゃね~( ^ω^ )