浴衣のセルフクリーニング、綿麻着物と浴衣の縮み具合

から、近所のリーズナブルな大型店はやめて、ネットショップでドライクリーニング(汗取りオプション無し)で1度。その後はこうしてセルフクリーニングしています。

普通、木綿系は仕立てる前にしっかり水通しをしていないと、のちに水洗いした時には縮んだり歪んだりしますよね。この浴衣兼の単衣着物(綿麻混紡、確か綿75%麻25%)は、水通しが甘かったのでは?と思います。

もちろん、一応は水通し工程も依頼の内容に入ってましたけど。。

ドライクリーニングは溶剤洗いなので縮みませんが、水洗いでなければ落ちない汚れ(汗汚れなど)があります。初めて自分で水洗いした時にはしっかりと縮みました(予想通り、けど腰紐をする位置を下げることでまぁなんとか許容範囲内か・・)

その時にはなんと着丈は約12㎝も!、袖丈は約3㎝縮みました。身巾袖巾は、ほぼ縮みゼロ(^^♪でした。1度がっちり縮ませておくと、もう変化はそうありません。
ちなみに、仕立てた時の大まかなサイズは、身丈160㎝、裄68㎝、袖丈49㎝だったかと。縮みは縦方向のみですね。横方向の縮みは無く、肝心な裄丈に変化がなかったのはほんとに良かったです。また、色落ちについてはこれまでありません。

では洗います。

食べこぼしなどのシミが有れば、そこだけ初めに部分洗いしておきます。今回は汗取りです。使ったお洗濯ネットは浴衣 洗えるきもの用 洗濯ネット のようなものではなくて、よくある普通の洗濯ネットです。手で押し洗いするのでこれで十分間に合っています。

洗濯洗剤は目安の分量より少なく入れています。特別な汚れやシミもなく汗を洗い流す程度なので充分と思います。畳んで入れた浴衣がネットの中でぐちゃぐちゃにならないように、そのままの状態でただ優しく押し洗いです。

丁寧な人なら、衿だけでも仕付け糸でザックリ縫い付けておくと更に安心ですね。(衿の中は布が重なってるから、それが中でヨレないようにケア)私は「押し洗いだけだからいいかな~」と省略してますけどね。

畳まれた中の生地にもしっかり水がしみ込むように、ひっくり返して押し洗い。洗剤が少ないのですすぎもラクです。3回水を取り替えました。特に絞らず洗濯機の弱で脱水。けど最後まで回し切らずに早い段階でスイッチオフ。強いシワを極力避けるためです。

なので洗濯機の前から離れることなく脱水後すぐに出し、一部に重みがかかったりよれたりしないよう、型崩れをさせないよう着物ハンガーに掛け乾かしました。

ここまで、10分とかかっていません。
完全に乾いてしまわないうちにアイロン掛け。衿は分厚いのでかなり湿った状態です。

折り目(キセ)はきちっと。肩山袖山、端や角など気になるところを中心に軽くアイロン。(裏から掛けたり、表側なら当て布をして。強くこすり掛けすると生地がテカったりしますから注意です)衿は当て布をし、裏から表からしっかり掛けました。


昨日着ていた浴衣も同じくお洗濯しました。これはプレタ、綿100%です。割と安価な浴衣でしたが全くと言っていいほど縮みはありません。水通し後の仕立て(普通はそう)だったのか、織りの違いなのか・・は分かりませんけども。
このプリント染はその都度、ほんのわずかな色にじみが有ります。色のにじむものは、水に入ってる間は大丈夫ですが脱水のときが注意です。遠心力で圧縮状態になると色移りが。なのでさっきの浴衣よりも更に早く脱水を終わらせました。で、すかさず干して。

この浴衣にはアイロンは必要ない感じです。柔らかさも又いいもの。手でパンパンと叩き合わせシワを伸ばす程度で十分。衿だけパリッとアイロンを掛けました。

洗った後って繊維がきゅっとしまってゴワツキ(洗いたてのシーツみたいな)というかパリッとした感じがまたいいものです。私はいつも糊付けや柔軟剤はしていません。好みですね。

こういうことって面倒といえば、ホント面倒な作業ですよね~(*'ω'*)大切な浴衣で、時間も手間も節約するならやっぱりこっちでしょうか。。【送料無料】品質重視水洗い+全て手作業 浴衣2600円

一晩衣文掛けに掛けて、アイロンの温もりや湿気を完全に飛ばした二枚の浴衣は、先ほどきちんと畳んで仕舞いました。多分次に着るのはまた来年かなと思います。