浴衣に名古屋帯5|絞り風浴衣に紗の名古屋帯

ほんと、しつこいね?の「浴衣に名古屋帯」シリーズですが、これにて最後。これは先日半幅帯で着た浴衣ですが、ふとイケるかも(*''▽'')と思い立ち、合わせてみたのです。

半衿有りです。この浴衣には半衿が合いますよ。
帯はわずかに黄味がかった青い紗の染名古屋帯、ポイント柄です。全体的に同系色の組み合わせになりました。浴衣に入った少しのピンクが、つまらなさをカバーしてくれてますね。
例によって、帯枕は「角出し」用の平たいものです。普通のお太鼓でも、くだけた感じにしたい時に便利。夏少しでも暑さを防ぐのにもいいと思います。

三分紐に帯留め・・じゃなくてブローチ、七宝だったかな?
かなり前になりますが、通り掛けに立ち寄った「道の駅」で目に留まった手作りのブローチです。あの頃は、もう何でも帯留にとアレコレ目がいったものです。
「角出し」用帯枕で普通にお太鼓するとこんな感じ。ペタンこです。中の折り込みと「テ」をこんなふうにお太鼓側へ倒すと、角だし風に表面がふっくらします。倒し加減で表情がまた変わります。

こういった浴衣や夏着物だけじゃなくても、真四角のお太鼓より表情があってけっこう好きな形です。もちろん全体のイメージからそうしない場合もありますが。
この帯に限らず、最近紹介してきた木綿の独鈷柄(二部式)や、絽や紗の白っぽい帯でも大丈夫そうです。

夏の絹帯には、薄手の手袋をすると汚れ防止になる。手を洗ってもアセがね・・
今回も、夏帯こそ「二部式」にと思いながら帯を扱っていました。手を掛けたいことが沢山・・・秋までお預けです。