袖1枚で帯揚げが出来た|古い羽織から その3

袖の解き物から作る帯揚げ

ちょっと気が向き、羽織の袖をリメイク用に下処理する|古い羽織から その2 の表地、袖1枚分を使って帯揚げを作りました。

但し、一般的な帯揚げと違ってもっと使いやすい帯揚げです(個人的な都合😏)きっとあなたも普段から何気に思っていることかもしれませんし、実際すでにそうしてるかも?

大き過ぎない?帯揚げの巾と長さ。帯揚げの必要サイズとは

この、解いた袖は巾が37㎝、長さは99、5㎝です。ここで気が付いたと思いますが、一般的な帯揚げから言うと幅は十分過ぎるとしても、長さ的に全然足りませんよね?

そこで、以前からいつも思っていたことがあります。帯揚げってなんでこんなに巾が広くて長~いの?ということ。理由はどうでもいいけれど(笑)

自分が使うにあたって、巾も長さももっと短い方が扱いやすいし締めたあとの納まり具合もスッキリすると思うんですよね。これほぼ皆が思うことでは?

ところで一般的な帯揚げサイズってどのくらい?と、その大きさを知るために手持ちの中から最小最大を今回初めて測ってみました。
画像の帯揚げがそれです。一番小さいのは27×155の縮緬と、一番大きいのが31×184の綸子(りんず)でホント無駄に大きい・・薄いからこその大きさかな?

で、帯枕は角出しや普通のお太鼓にも使う薄くて(厚み1㎝)平らなものと、一般的だけど滅多に使わない(厚み5㎝ちょい)の2種を使用していますが、

帯揚げの必要巾というのは枕を包むというよりも被せられればいいわけで、大きい方の帯枕に合わせても最低16㎝強あればこと足りるはずです。

長さについても、個人的には140㎝あればきちんと結んでも必要な余り分は十分あるし、結ばない(前で少し交差させるだけの)やり方なら十二分にある。

ということで、以下のサイズに決めて作りました。

羽織や着物の袖1枚から作る帯揚げ

今回決めた帯揚げのサイズ~
巾は18、5㎝。その理由は生地巾そのものを丁度半分にしたからです。帯枕に被せるのには十分です。長さは140㎝としました。

<手順>

★巾を半分に折りピンキングバサミで切る。同じものが2枚作れたことになる。それを重ねたままに必要な長さ72㎝(140㎝の半分+縫い代)を切る。
★その2枚を縫い代どおり縫い繋げる。(縫ったら片側に倒して押さえ縫いしました。これで縫い代がピロピロしないし補強にもなる)

ピンキングバサミを使うと縫う作業がほぼなくて簡単ですね~こういうの大好き。

帯揚げを帯枕にセットするときにゴムはお馴染みですね。18、5㎝巾でもこんなふうに十分被せられますね👍 前で結ぶときにも巾が狭い分畳みやすいですし。
ついでなので、以前買い置きしていた片身替わり半衿で使った端切れ(おそらく色無地着物の反物・化繊)も帯揚げにしました。これは出来上がり巾19㎝(現代ものなので元巾が広い)長さは同じ140㎝です。
明るい茶系の柄、地文様の入った薄緑と薄紫、の帯揚げが新たに仲間入りしました。
好みの色ですし、合わせやすい色じゃないかなと思います。
近いうちお太鼓して使ってみようね♪