羽織の袖をリメイク用に下処理する|古い羽織から その2

昨日作った(とも言えないほどの簡単な)「袖なし羽織」の、外したお袖を今日はお手入れしておきました。そのうち何かに作り替える時の為に、その下準備として整えておく作業です。

羽織袖を解いたら、まずはやっておくこと

昨日の要領で解いた袖が一組。
昨日の作業よりも、裏地付き(袷仕立て)の袖を解くことの方がちょっとだけ面倒でしたね。('ω') 表地と袖口布、裏地(羽裏)の3パーツになりました。

解いた袖を水通し

洗剤なしで洗うイメージです。もののついでに洗剤で優しく洗ってもいいでしょうけど、特に汚れてもいないので簡単に済ませました。

洗うというよりは、縮ませておくという感じ?例えばこれで着るものを作って、いつか洗う時もう縮まないようにしておくためでもあります。(古布のリメイク服などはそのようにしているようですね)

表地は少し染料の色がにじみ出ました。裏地は、色は出ないものの水が白く濁りました。何度もすすぎましたが多分それは糊じゃないかなと思います。
※ 作るものによっては、洗わずにアイロンのみという場合もあります。

アイロン掛け

それぞれ数秒ほど軽く脱水して干し、半乾き状態でアイロン。
布地が歪まないように、横に縦にゆっくりとアイロンの重みだけで掛けました。特に裏地は薄いので歪みに注意しながら。
これで終了。
湿気飛ばしにまた干して、明日軽く巻き取り仕舞います。
取りあえず手入れしておけば、ふと気が向いた時すぐに使えますね。

襦袢袖(うそつき袖)、半衿(前回作ったうそつき袖と半衿)帯揚げとか?・・それともどうしましょうね。かといって特別な何かを作るわけでもないですけども、思い付くまでしばらくは寝ててもらいましょう。

一つの参考として~
以前は黒羽織の袖から、柄だけを切り取って帯にアップリケしました。切り取れるような柄だとそんな使い方も出来ますね。羽織の袖から・・アップリケ帯

後日、袖1枚で帯揚げ作りました