化繊の小紋スモーキーピンクに花柄の稽古着、腰紐締めたらまずすること

今日の稽古には化繊の着物で。
40代、50代も中ほどまでは、着るのに抵抗があった色柄の小紋です。なのに60を目前にして気持ちが向いてきたのは、やはりトシのせい?
ピンクといってもスモーキーピンクだし、グレーも入っているのでハデではないですね。八掛けは紫系です。
5年ほど前に在籍していた日舞の教室で頂いた稽古着ですが、踊り用だけあって裄丈がたっぷりです。袖巾は反物巾いっぱい使って更に肩巾も大きい仕立てになります。

でもね、肩巾が大きいと脇巾がすごく余るんですよね(身八つ口止りまで斜めにだんだん細くなるようには仕立ててあるが)そんな時は、胴の横巾に補整をすればけっこう解消されるものです。(今日はしていないが)
右肩後ろのダブつきって、けっこうありがちです。きちんと方に添わせ前衿を合わせたつもりでも、着たあとで自分の後ろを見るとちょっとダブついてたりずれていたり。それはひと手間の抜け。

注意することは腰紐を締めたら左右を一旦深く合わせることです。上前(左身頃)は右脇縫いの方へ引き寄せ、下前(右身頃)は左の身八つ口から手を入れて左脇縫いの方へ。衿下辺り、胸辺り、おはしょりと、3段階で引き寄せ整えます。

下前を適当に済ませたのが一昨日のウール着物だったわけですが、このちょっとしたことでウール着物、右肩後ろのダブつきも解消されるということですね。

昼から稽古へと行く道すがら・・道路の両側はこーんな雪の壁が出来てます。今季は雪も多かったし除雪の結果がこれ。そのうち解ける。真っ青な空。春の日差しがとっても気持ちの良い日でした。