赤紫の毒々しさに長年ためらっていた小紋、白い帯と黒い帯の組み合わせ

着物に慣れると色柄の好みに嬉しい変化

アイボリーの縮緬地に、くすんだピンクから赤紫色に墨色をシボの表面に刷毛で撫でるように染めた感じの柄・・これ、元は母の着物でした。

この色味が自分には似合わなさそうで、赤紫がキツく少々毒々しくも感じていました。
毒々しい色に見えて長いこと着る気になれなかった着物が、最近はなんとなく着てみようかなという気持ちに変わってきました。

着物初めから12年経ち、自分なりに色柄の許容範囲も広がってきたようです。ウールや木綿から紬、そして小紋からetc・・というように、着物の種類に慣れてきたと同時に着る色や柄にも慣れてきたのでしょうね。

思い立ったら吉日👍気持ちが向いた今着るべき。これは袷仕立てですから、まさに今のうちにです。

でもその前に、まずはトルソーに着せてみて(トルソーに着せるのも初めて)全体的なイメージを確認してみました。無難なところで、黒地の帯か白っぽい帯かの組み合わせです。お試しなので前帯のみにしていますよ(両帯とも二部式帯)

黒地の帯との組み合わせ

黒地に桜色(桜ではないが)の花刺繍、ポイント柄の名古屋帯で。

小物は、縮緬白半衿(たまたま)にクリームの帯揚げ(元は絞りの帯揚げ)、クリームの帯締めに陶器の帯留です。

黒い帯は締まるので落ち着くし、帯留でラフ度が増す感じ。普段着小紋のコ―デらしいかな。(光の加減でちょっと暗く写りました)

白っぽい帯との組み合わせ

箔が部分的に入った、しゃれ袋帯と。
白っぽい帯と言っても地色はクリーム系で、薄茶の墨流し染の柄です。

小物にはブルー系の二色染の帯揚げ、ブルーとピンク薄紫のボカシ帯締めで。

色的に明るくて、毒々し(今はもう、そうは思っていないが)さ?をカバーし爽やかに見える組み合わせと思います。これも無難だけど上のとは違ってお洒落感(シーン的に)がありますね。
以上、今着るとしたらこの黒と白のうちどちらかでしょうか。

明日と明後日に出かける機会があるので、どちらかその時に着て行く予定です。
😗・・実際、自分が着るのとはまた違いがあるやもしれませんね。


後日自分でも着ました。一度着てしまえばもう大丈夫~
そのコ―デ→ 苦手だった赤紫小紋にアップリケ帯と袖なし羽織