お対の着物、№2~レトロなウールのアンアンブル着物|羽織「乳」の位置と工夫

今日の外出には、大島柄風ウール(シルクウール)のアンサンブルを着ました。身近な地域の集まりなので普段のこんな感じが着て行きやすいです。

八王子織物、大島調シルクウール着物のアンサンブル

昭和30年代に一世風靡した“大島調のシルクウール(ウール、絹、ポリエステルの混紡)”です。

当時一般庶民にはとっても贅沢だった大島紬を、ウール又はシルクウールでその雰囲気を織り出すと(確か八王子織物)爆発的に売れたというもの。ラメ糸?が光沢感を出していますよ。

基本的に冬も単衣でOKのウール着物ですけど、糸の太さや混紡度合い、織り方にもよるのかスースーする場合があるのです。手持ちにあるそれらのウール着物とは違ってジャガード織りのように密な織りで地厚。とっても暖かいのです。

母が未仕立てのままに遺していたアンサンブル着尺を、8年位前にネットの海外仕立てで誂えたものですが、着尺ギリギリ使って羽織はこの長さ。膝裏の少し上に裾がくるくらいです。

長着を身長(158㎝)と同じにして、少しでも多く羽織分に回せるよう依頼したのでした。先日着た大島のアンサンブルの羽織よりは、少し長めですね。
最近思っていたのは、ウール着物だし対丈でも良かったのかなと。そうなると羽織は更に長く出来ましたね。

羽織の「乳」の位置と工夫

年齢と共に帯の位置は下がるので、出来れば「乳(羽織紐を通す小さな紐)」の位置もそれに合わせて変えたいもの。
(標準の位置というのはあるものの、衣文の抜き加減や体の厚みにもよる)

私は帯の位置が低めなので、標準位置だと帯より少し上に羽織紐がきます。それで「乳」の位置を下げたいと思いつつ、ず~っとこのまま。。

そんな場合、昔ながらの短い羽織紐よりは、組紐のような今どきの長い羽織紐の方がバランスが取れそうです。(楽天)

又は「乳」そのものを使わずに、お洒落なクリップ式の飾り紐をするとどの位置にでもOK。レトロな雰囲気にも、チェーンなどの金属やビーズはよく合うね。(楽天)












こうゆうのって価格もなかなかだし・・
自分でも作れそうなのだけれど、クリップそのものに素敵なものがなかなか見つからないのですよね。。

ともかく、「乳」の位置を変えるなんて手間を掛けずとも、工夫次第でどうにでもなりますね👍
先日は赤いショールでしたが、今日は青緑~
近所をちょっと歩くには、日中はこれで十分でした。