お対の着物№1~村山大島のアンサンブル、着なくなったもので有効活用

久しぶりの稽古には、この古い村山大島のアンサンブルで行きました。

村山大島、昔はよく長着と羽織をお対で仕立てて着たものですよね。
アンサンブルって今ではほとんど着る人もいませんね。長着の生地は柔らかくなっても羽織はいつまでも生地が硬いまま。・・勿体ないことだ。
羽織の丈も昔(短い丈が流行った頃?)のだからか短め。カジュアルだからそれでいいものだけど、古い感じはしょうがない。
簡単に上っ張りや袖なしなど何かにリメイクする手もあるけれど、羽織ものばかりも要らないし丈を出して仕立て直しをするまでもないしナァと、そのまま。
そもそもがレトロ。大いにそれを楽しもうってことにしているのです。

※ 長羽織は柔らかものにこそドレープ感が生きるから素敵だと思うし、紬は張りがあるからあまり長いとモッサリ・・長くても膝下くらいかなぁと思います。

昔のって、八掛けが赤系って多いじゃないですか?これは表地と同系色なところが気に入ってます。同系色だとシックというか落ち着く感じですよね。羽織紐もそう。
半衿(パッチワーク)も着物も少々暗くなったので帯の黄色系で明るくしました。
この付け衿(うそつき衿)は、
モスリンの長襦袢を有効活用
モスリンの長襦袢から、付け袖・うそつき衿(付け衿)・裾除け・腰紐を作る
で紹介したもの。

畳みジワがついてますが、付け袖(うそつき袖、内袖)は着なくなった古い訪問着の袖を外したもの。有効活用ですよ。
単衣だったので扱いはけっこう楽でした。着物本体から外した袖を、袖口側だけ全て解きミシンでダダっと縫い直してます。
訪問着を着ないと判断したのは、柄が染とか織りじゃなくて「貼り付け」だったから。それは劣化するとひび割れたり一部剥がれたりしますよね。前身頃の裾柄がそういう状態だったからです。

袖以外は処分しました。(他に使える部分は多ありでもムリはしないの)
踊り用にヤフオク訪問着「源氏物語」→(6年も前のことだったかぁ。。)


もう降るかもう降るかと思いつつ・・今朝はチラチラと雪が降りました。だけど出かける時間にはポカポカ天気☀ 羽織にショールで十分でした。
しかも赤♪ 明るい赤で元気倍増~😁