小雪が降りました。来ましたね~冬が。
そんな寒い日の白っぽい着物は、ちょっと寒々しく見えるかも。それでも、節のある紬のほっこり感と多色の横縞に真っ白よりは淡くても色のある半衿、濃い色のブロック柄帯を合わせれば、寒々しさが和らぐ組み合わせになった。
八掛けが赤茶っぽい色(紬着物にありがちな)なので、ここからも暖かみを感じる。ほんと赤い裾回しは体温も上げてくれる。温かいのだ。
普段の紬着物は着丈を少し短めに着るほうが紬らしいのだけど、踊りの稽古だから長めに着ています。でも今日は長過ぎたみたい。
片身替わりのハギレ半衿は淡い紫と淡いクリーム色です。長尺な帯をパタパタと畳みながら貝ノ口結びをアレンジ。踊りの皆にも興味をひいてもらっていますが、面白いし楽しいですよね帯結びって。
見る加減で光沢もある紬のこの質感と色合いがとっても好きなのですが、年齢と共に好みも変化したりで、いつか着なくなる日が来るんでしょうか。
糸の感じはこんな。不揃いというか紬糸を繋ぎ合わせた部分の太くなった紬糸が、なんとも味があって好きです。
