襦袢と着物の袖が合わないとき(振り、袖口)の応急処置、洋風柄つき鮫小紋

これは着ないかな・・と1度だけ纏っただけで又仕舞い込んでいた古い小紋。母の遺したものですが、もう着ないつもりでいたので裄丈も直さずそのままでいました。

でも、今日はなんとなく着る気になって・・ん~なぜかな。
洋風の染め柄によく見ると細かな鮫柄が。柄染めのサメ小紋?こういった柄は何というのか分かりません。
数年たって着てみると、もしかして年齢のせいなのか、似合わなくもないかも・・と思ったりして。踊りには柔らかもののほうがいいのです。

ところが着てから気が付いたこと、裄が足りないんだっけ!と。なので襦袢の袖巾と合いません。おまけに袖丈が着物の方がわずかに長かったのです。

襦袢の袖がぴら~っと着物の振りから出てきてしまう。こりゃダメだわと思いつつも着替える気は全く無くて、支度が終わってから仕付け糸で留めました。

襦袢と着物の袖が合わないときの応急処置

★ 襦袢の袖内側から手を入れて、襦袢袖を着物袖の縫い代に縫い付ける。これで襦袢が着物の袖から飛び出てくることはありません。(逆に襦袢袖が長くても同じ)

★ 袖口から襦袢袖口がはみ出てくる場合は、襦袢の袖を腕の上部部分でつまみ縫い。
両方とも一針二針でいいし、着物を着たままで出来ること。もちろん安全ピンでもOK

今日は取あえずの応急処置でした。出先でのこんなとき、ちょっとしたアクシデント用に、携帯用裁縫セットはやはり常備したいもの。小さな安全ピンを数個、バッグに忍ばせておくのもいいと思います。
本日お茶の当番でしたので、こんな風にお茶やお菓子、キッチンペーパーなどをセットで持参しました。

で、帰って来て着物をババッと脱ぐ時のこと、ありゃりゃ!?着物の袖が着物の袖と襦袢の袖がくっついてる・・そうだった、縫い付けてたのを忘れてました。

やっぱり着物の裄、直しておこうかなぁ~。。