二)羽織の袖をリメイク、カビ?状態の絹を洗ってみた、化繊着物のお洗濯 

化繊の着物を洗いました。ネットに入れて洗濯機のソフト洗いモードで。こんな時、化繊はいいなといつも思う。

この着物は所属中の流派統一の着物で、夏祭りや輪踊りなどによく着ますが自分はまだ持っていなくて、この夏のお祭りのイベントではお借りしての参加でした。

先日教室の先生から、その着物を半巾帯とセットで頂きました。ラッキー!絽のうそつき袖も付いてます。化繊でも、帯とセットで仕立てるとなったらそれなりに経費もかかるので本当に助かりました!

羽織の袖をリメイク、その前に殺菌洗い

さて、先日ようやく手をつけようとおもむろに引っ張り出した「羽織の袖」の裏はこんな。表地の柄に合わせた鏡面柄の素敵な羽裏です。

プロのお仕事に感動しながら糸を切り解き・・古いものなので縫い糸が渋く、スルスルと解けません。
2枚目になると要領も良くなり・・それでも3、40分位掛かったでしょうか。

解いた生地をそれぞれ確認すると、裏地にポツポツと茶色に変色した部分が有りました。さらに気づいたのは、表地の裏側になってた面にも細かな白い点が一箇所に集まって出来ていて・・

やや!これはもしかしてカビ!?表面からでは分からなかったんです・・

古いものって収納状態によってはこうなりがちなんですよね。放っておくと斑点は増えるし他のに移ったら大変!と、即洗うことにしました。

殺菌効果のあるものといえば・・ということで乱暴かもしれませんがダメもとで即効やってみました。使った洗浄剤は、いつも野菜や調理器具などを洗ってる、ホタテの貝殻粉です。業務用でも使用されてるものです。

超微粒で水にそれをほんの少し入れて混ぜると強アルカリ水になるんですが、そこへ解いた裏地を入れてみた・・

ウン♪色滲みナ~シ!ホホ~と今度は表地も。色の変化ナシ!よっしゃーってことで気を良くしつつ優しくサラサラとすすぐように洗い、よくすすぎ洗い。全く色の滲みが無くラッキーです。

軽い脱水で干して、そのあと生乾き状態で当て布し優しくアイロンを。
裏地の変色は少し薄くなっただけですが、表地の白い点は綺麗になくなってました。これで殺菌消毒になったかな?アイロンの高温でもカビ菌死滅の効果はあるらしいですね。昨夜はここまで。

あとは既存の二部式帯に貼り付ける(縫う)だけです。でもちょっと迷ってます。このまま貼り付けるだけでは、塩瀬の黒はなんだか大人しく暗い雰囲気です。さて、どうしようか?

ということで、柄のみを切り抜いてアップリケしてみます。裏地の方は、そのまま袖として縫い直し着物の袖に直接縫い付ける「うそつき袖・付け袖」に利用します。

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