解く時が来た?リメイクするため古い小千谷縮の麻着物を解きました №1


今朝起きたら、なんだか急に解きたい衝動に駆られました。もう、いいやって。いままでありがとうって感じ。

古い麻着物だけど大切に着るだけ着たからもう満足したのかも。今度は洋服として形を変えて沢山着てあげたいなという気持ちです。

思い立ったら吉日、家事はもう後回し! おい
袖、衿、おくみ、身頃・・という順に解きました。(袷なら衿が先)袖付け留まりはしっかり縫っているのでここは生地をうっかり切ってしまわないように優しく慎重に。

単衣は端の「くけ縫い」が多くてめんどうです。かといって袷は端の「くけ縫い」はほとんどないけど裏地が有る分めんどう・・ 

解きだせば、あとは黙々とですね。ソフトジャズ聞きながら珈琲飲みながら・・あっという間?でもないか。なんたって何年かぶりの解く作業だもの。
もう、糸が渋くなっていて解きにくかったです。生地と同化してきてる・・みたいなね糸そのものが弱ってもいて、それこそ解く時が来ていたのかもしれません。なんだかんだで2時間半掛かって全部ばらばらになりました。これまでありがとねぇ。。

色の違う生地は、衿の芯になっていたものです。着物を解くといろんな発見が楽しい。

洗い張り(仕立て直す替える前の、洗って反物の状態に戻す作業)に出すためやリメイクに使うためにこれまで何枚も解いてきましたが、その度に当時の工夫やその情景が想像されたりと、けっこう面白いものです。
さて、こんなに透けるんですから何にリメイクしたらいい?
チュニックならタンクトップなど中に着ればいいけれど、ワンピ―スなら・・裏地が必要ですよね・・ どうしたらいいかな。

と、それは置いといて まずは、洗ってからですね。

につづく。