綴れ織の二部式名古屋帯|ただ2分割しただけの二部式帯、紐付け位置がポイント

二部式付け帯作り帯などの名古屋帯を紹介<その3> 

めったに締めない綴れ織の二部式名古屋帯。

<その2>と全く同じ仕様なので、詳しい説明は省略します。これも紐が上に付いてるタイプ、全通柄(帯全部に柄)なので右巻き左巻きどっちでもいい。

全通柄なので分かりにくいですが、お太鼓の向きは界切線(帯端の方にある線)がある方を「タレ」にし、お太鼓を作ります。この帯は裏表どちらでもOK。(全通柄の袋状になってるから)
左回りに巻きました。紐を前で縛り「テ」が出ているところ。
<その1><その2>と同じく、背中心に土台を挟み帯枕を。タレ先が上になってます。
それを帯枕にかぶせたら「お太鼓」を作り「テ」を通して出来上がりね。
二部式に慣れたら、こんな楽なもんはないかも。。
帯本来の優雅さとか、思えば少々もったいなくもあるけれど・・締めてなんぼの帯、身につけなければ尚もったいないと思うこの頃。

先日の稽古には、半幅帯が定番のところ作り帯をしていったけれど、あまりの手軽さ気軽さに改めて気をよくしたところ、これなら面倒がらずにもっとお太鼓を楽しめるかなと思った次第です。

帯回りの色合わせがあまり良くなかった紬の訪問着とのコ―デ
<おまけ>
この帯も計ってみました。
「テ」を含む「前帯」部分・・・・・・約260センチ弱
「お太鼓」部分・・・・約100センチ弱
標準サイズ、出来上がりの寸法です。

この数日、「二部式、付け帯、作り帯」のことを書いてきたけれど、なんだかんだで「やっぱりそれ相応の価値はあるんだな」というのが改めての感想。

今ある手持ちの帯から、チョーーっと思索しているところです( 一一)

きもの屋さんに、こーんな斬新な作り帯が・・
手持ちの帯を加工してくれるのね。まさにワンタッチ帯だわ(゚Д゚;)簡単 付帯 加工『まゆみ帯』