好きな柄のひとつに「市松模様」があります。ところが、好きなわりには着物や帯の中にひ小物の三分紐しかありません。
巾や長さは28×360㎝。昔のもので未仕立ての帯地なのか、帯の解きものかハギレなのか?よくわかんないけど、まあいいとして。
お太鼓部は折り返してかがるだけの長さはないものの、単衣の「紬の八寸名古屋帯」に仕立てられます(昔の八寸帯には長さや幅の短めなのもあった)
八寸帯の巾について
八寸の帯地といえば(例えば太い節などがある紬糸の織りの帯地)縫い代分がなく端をそのままかがる(かがらないことも有る)だけの30センチ巾ですよね。
ちなみに九寸帯とは、通常帯芯を挟んである帯でその生地は縫いしろを含んだ巾が34センチ位の帯生地。
ですが、同じ八寸の帯地でも、普通のより2㎝ほど狭い作りの帯地が昔はよく有ったらしいです(七寸とか六寸)
高齢になり細く小さくなった体には、日常の帯として体にも優しく気軽に締めれる帯として好まれていたそう(普段に〆る帯には、たとえ九寸巾の帯地であってもあえて狭く仕立てることがよくあったと)
で、この帯について話は戻りますが、節のある味わいの深い紬織りが大好きです。色は黒やグレーと生成り。見る加減によっては茶を感じると思ったら・・茶色の糸も織られていたんですね。
さて、
- このまま端だけかがって普段の名古屋帯(二部式もあり)とするか。
- このまま半分に折って半幅帯にするか?
- 裏を付けて仕立てるか?
嬉しく悩んでいるところです。
実はこの市松地は頂きものです。踊りの先輩のお身内さんがリメイク用として持っていたものらしく、先輩がリメイク好きな私にどうかと貰ってくれていたのだと。
手に入ったその流れがまたありがたいものです。