対丈着物の着方バランス~真綿紬の琉球絣に花織風の半巾帯

今日は"対丈の着物"です。 この琉球絣柄の真綿紬は、古い袷着物を一度洗い張りして寝かせたままに数年・・今年の初めにやっと仕立てに出せました。せっかくなのでずっと興味のあった対丈着物にしてもらったというわけです。
現代では対丈といえば普通は男性の着物ですけど、そもそもは女性も対丈着物だった。今ではよく、アンティーク着物などで身丈が短かい場合に対丈で着たりしますよね。

たった数センチ巾の「おはしょり」にすっかり見慣れてしまっている私達には、この対丈は心なしかお腹のあたりがのっぺりとした印象を感じませんか?なので、帯を低く締めて上下の見た目バランスを取り着ています。帯まわりに小物を足せば印象も変わりますね。
琉球絣柄なので、帯はミンサ―か花織を締めたいところ。娘時代から使っている、花織(風の)木綿帯を締めました。浮き織りが可愛いです。色的に私にはもうアレなんですけどね。
何点かあるリメイクの羽織もののうちで、これが一番着用頻度が多いかも。今日で終わりにして次回からは袷の袖なし羽織にしよう。