村山大島に縞々半巾帯、汗染みのこと、北海道地震

孫の運動会が地震災害によって中止となったため、休む予定をしていた踊りの稽古に今日も出かけました。

単衣でも、なるべく薄手の着物と思い選んだのがこの村山大島。糸が細いからでしょうね。薄~い紙(例えれば)のよう。一度は洗い張りして仕立て直し。それだけ着込んでしなやかです。

地味なイメージですけど、絣柄を近くで見ればチューリップのような柄も。意外に可愛いんですよね。
今日も今日とて大汗かき。蒸し暑かったし、今の稽古は私にとってはかなりの運動量。それで稽古の時はポリエステルの着物を多く着ますが、それは汗が着物に沁みてもすぐに洗えるし気兼ねないから。

なのに絹ものを着たのは?同じ単衣でも、手持ちのポリエステルがどれも暑苦しそうに感じたから。一口にポリ着物といっても質感は様々ですからね。

逆に、絹物でもこの大島系ならセルフメンテも手軽。単衣で裏もないから洗うのも乾かすのも手軽に出来ます。そんなわけで今日のこの着物です。

案の定?異常にかいた汗はガッツリと大きなワキ汗の輪染みに。そりゃあそうです。いつもの汗対策肌着をなぜか着ず普通の筒袖肌襦袢を着てました。それらを通り越してさ!ホントに病気か!?ってくらいこれまたいつも以上に汗かきました。

休憩時間には椅子にも座らず立ちっぱ。その理由は・・分かるよね?お尻あたりから太もも後ろの大きな輪染みって、見たことありませんか?お漏らしに見えるけどそのほとんどは汗染みなんですよね。

そんなとこで気を使ったって、すでに両胸の横は汗で着物の色が変わるほどに。今日はもう面倒で衣文掛けに掛けっぱなしにしてますが、明日には洗います。

私のセルフクリーニングはこんな手順

小さく4つ折りに畳んで洗濯ネットに入れ、ごく薄~く洗剤をまぜた水(温度は人肌より低め)で押し洗い。ただ汗を抜く感じですからホントに軽く。

すすぎはよくして洗濯機の弱脱水で数十秒。衣文掛けで自然乾燥の生乾き状態でアイロンです。裏からかけ、袖や衿などは表から薄い布を当てながら。

これで汗染みは防げます。余分なシゴトですけどね。

6日の午前3時過ぎ、丁度目覚めた時に地震が。あ~とうとう来たんだね北海道にも・・がその時思ったこと。すごい音と揺れだった。

この地域は1日半の停電で済んだし水道ガスは通っていて、それはそれはありがたかった。ろうそくの灯火の中、静かで穏やかなひと時に今ある幸せをかみしめてました。

信号も消えた通りではお互いに目配り気配りで無事故の交差点。静まり返った暗い夜道を灯ひとつ持って、昔の夜はこんな感じだったのかなぁ・・と呟きながら、いろんなことに思い巡らせて歩いてみたり。

なんといっても、驚いたのは夜空の美しさよ。普段見えない細かな星屑までも良く見えてキラッキラに輝いてた。あれは天の川?今日遊びに来た孫も同じこと言ってたナァ。

今日も幸せ、明日も幸せ、ず~と幸せ。
なにがどうであっても、心の向きがそうある限り。
今日もありがとう。