舞台衣装に男性用の袴下着物加工の仕方と着方

明日と明後日は2カ所の高齢者施設で舞踊ボランティアです。この袴との組み合わせ衣装は何度目?・・ということで着てる自分自身が飽きてしまいました。

袴は1枚きりなので着物を替えることに。袴との色合わせから無難なこの白を選びました。柄的にも無理のない雰囲気です。

女着物は男着物と両用使いできる、その簡単な方法

白地にデフォルメされた鳥の柄、霞か雪か?。重ね衿は赤でも八掛けが黒。重ね衿は取り替えも簡単だし、着方を変えるだけで男女両方の踊り衣装に使える着物ですね。元々が両用目的で仕立てたものでは?と思います。

ライトが当たるとキラッと光るように、柄の一部にアクリルビーズが貼り付けられています。舞台全体の照明を暗くした中にスポットライトが当たりキラキラッと輝く?そんなイメージ。

女着物を男着物にするための簡単加工と着方のコツ

男性用着物は身八つ口も袖の振りも開いてません。なので、それと同じようにするために身八つ口と袖を加工するのです。

その加工とは、身八つ口を閉じ、袖の振りも縫い閉じるだけ。身八つ口(身頃側)と袖(振り)を縫い付けて、振り(開き)を縫い閉じる。その順序はどちらでもいい。

これだけで、"なんちゃって男着物"になります。柄的に男女両用出来る着物はこうして都度縫ったり解いたりしながら活用してきました(今まで何度もこの作業をやってきた)
ただ、元が女着物仕立てなので都合上どうしても自然に(気を抜いてれば)わずかながら衿の抜けが出てくるもの。

なので、襦袢(付け衿・うそつき衿)の着方からして男性のように衿を首にしっかり付けて着るのが肝心要なんですね。

また、対丈着物のように着ることも必要。元の身丈にもよりますが、腰紐をいつもより上位置にします。おはしょり分がそれで少なくなる。整えたら、その上から今度はお腹~腰骨位置にしっかり紐をし、角帯をする。おはしょりが帯から出る場合は畳んでから角帯を。

これも慣れで。。私の衣装は身丈もそんなに長くないし、初めから腰骨で腰紐(専用のゴムベルト)を決めます。次の紐も腰骨位置で。おはしょりを折り上げ、そこを隠すように角帯をして出来上がり。

一般的な加工と着方は以上です。

長着を袴下着物として着る場合のコツ

今回は袴下として着るので、着丈を膝の少し上くらいまで短くして着ます。(長いままでも着られなくはないですが、袴の中で足元が着物でもたつき踊りにくいし気持ち悪い)

着方は2つ。①後ろ中心の裾をつまんで後ろ帯に挟む着方と、②初めから裾を膝上くらいまで短く持ち上げて着る。

私は②の着方でします。

歌舞伎独特の仕立て「袴下着物」というのがある

袴下着物というものも実際にあるのです。

これは最近知りましたが半着付けというそうで、舞台で動きやすく着装上の便宜を考えた歌舞伎独特の仕立てだそうです。

後ろにスリットが入って足さばきも良く股を開きやすい~

剣舞にもよく使われていますね。
手持ちにある着物を自分でちょん切って加工してもいいかもね。