黒地に刺し子風、遠州木綿の気楽な小紋

昨日の稽古着は木綿の着物にしました。遠州綿紬です。
綿紬と言うだけあって生地が厚手なので、単衣のウール着物感覚で着られそうな一枚です。(但し下着類はしっかりと温かくね)

黒地に刺し子のような柄。
10年も前になりますが、楽天ショップで、遠州綿紬を主に扱っているぬくもり工房さんの反物セールで、綿麻の琉球絣プリントと一緒に仕立てて貰ったものです。

"木綿の着物は、仕立てる前の水通し作業でゆっくり時間を掛けしっかりと縮ませてさえおけば、のちに自分で洗ってもほとんどもう縮まない"

ということは、この時初めて知ったことでした。(絹物も基本はそうなんですよね。だから絹の襦袢は自分でもしょっちゅう洗えるように反物のうちに水通しをしっかりしておくといいそうです)
長尺の柔か~い化繊半巾帯(兵児帯ではないけど)は、片リボン結びの中心に外側から内側へとクルクルと被せるように二巻きし、タレを出しました。
銀と臙脂の2色、リバーシブル帯です。

この日は、いつもの「うそつき袖(替え袖)」すら省略しました。肌襦袢(汗に特化したオリジナル肌着)の他には「うそつき衿(付け衿)」と着物用のステテコと簡素。

金~日は毎週の恒例行事の如く、孫たちのお泊りで忙しい💨
それでも、自分の好きなことは絶対にハズセナイばあば、なのだ。
明日からは袷の季節ですね。着物を着楽しむのにもいい季節。
稽古にはまだまだ暑いですけどね。。