稽古の着物~内袖(付け袖、うそつき袖)付きのポリエステル小紋

昨日から急に寒くなりました。
サークルの人達の中には、もう早朝にはストーブ(暖房器具)を点火したとか。飼っている猫ちゃんのためでもあるようですが😹 

ここ数年の9月はまだまだ暖かかった北海道ですが、今日は昨日より更に寒く、先月登った大雪山系黒岳では早くも初雪が観測されて、今朝は5㎝積もったそうですよ。
同じ上川地方・・寒いわけです。

踊りの稽古用きものは内袖(うちそで)付き

単衣仕立ての小紋。
稽古用の着物は、自分で楽に洗えるポリエステルが気兼ねなく着れていいですね。簡単に身支度できるものだと更に良し👍
ということで、長襦袢(又は二部式の)が省略できる内袖付きの着物があります。

「内袖」付き着物とは

内袖(うちそで)とは、長襦袢または二部式の襦袢を着ているように見える「袖」で、”うそつき”の袖、”付け袖”、”替え袖”といったものと、要は同じものです。

袖のふりから見えるのが「内袖」。こうして見ると着物のすぐ下に着る長襦袢(もしくは二部式の)を、着ているように見えます。

襦袢地(何でも、好みでいい)で作った袖を、着物の袖裏に直接縫い付けてあるのです。着物の裏側から見るとこうです。

これが「内袖」。他の言い方では”付け袖”や”うそつき(袖)”とも言われていますね。その他の言い方もあるかもしれませんが。

この方法は、「内袖」を外さない限りはこの着物専用ということになります。

けれど、ザックリと縫い付けてるだけなので外すのも簡単ですから、気分で他のと取り替えてもいいですね。そうすることで「替え袖」ということになります。

自分で着物を洗う時も、いつも「内袖」は付けたままです。ちなみに、正絹の着物で内袖付き着物を専門店で洗ってもらう時にも、このまま受け付けてくれますよ(個人の体験)

この着物は確か、踊りの先輩から頂いたもので、元々「内袖」が付いていました。その先輩がご自分で付けたのですね。こういうのも嬉しありがたし😊 

というのも、この着物専用に飽きた時は外して”替え袖”として使えるから。”替え袖”一組を作ることもなくラッキーですからね。

袖丈袖幅さえ合えば、”替え袖”としていろんな着物に使い回せます。最近多いですねこの”替え袖”で着付けを簡略化させてる方は。私もそこにおいてはプロフェッショナル級です(笑)

もし枚数が有るならば、筒袖の襦袢などに直接縫い付けるのもいいと思います。(関連記事~手作りの「うそつき袖(替え袖・付け袖)」にマジックテープを付けて・・

その”替え袖”という言い方のほうが現在ではよく知られていると思います。”付け袖”や”うそつき(袖)”ともよく言われてますね。

内袖については以上です。

他に簡略化してるのは、付け衿(うそつきの衿、だまし衿とも言われてる)と、和装用のステテコ(和装用じゃなくてもいい)で。もうお馴染み過ぎますね~😏
昨日はレースの道行コートを着て出ましたが(いつもなら9月いっぱいは着られる)
今日だと単衣のコートじゃないと着てる方も見る方も寒々しさを感じるくらい、本格的な寒い一日でした。

気温からだと袷仕立てを着たいくらいです。