もう満足した!遊びの「うそつき」「作り帯」三昧から基本のカタチへ戻る今
やろう❗と思ったその気分のうちに😃ということで・・
捨てられない母の裾除け
赤い花柄の裾除けは母の箪笥から掘り出したものです。あれから10数年、私も何度となく着てきました。ポリなんですが、なぜだか処分しきれず今まで。。
逆にもっと高価なものでもすんなりと整理処分できたのに、なぜでしょね?不思議。
擦り切れとかはないのですが糸の弱りか両方の衽(立て褄?)部分が解れていましたから、それをまずはチャチャッとお直し。まだしばらくは活用します。
付けたり取ったりハンドメイド替え袖遍歴?
以前では、通常より袖丈が長い短いなどの着物には次々とうそつき袖を作り着物に直接付けていました(それらの着物も今はほとんどない)
その後は何枚も作った替え袖にマジックテープを付けて随分と活用してきました。付け衿なんかも沢山作ったりして、それ専用の襦袢(たかはしきもの工房の肌着兼下着)を利用しての”うそつき三昧”その作業や組み合わせが面白く、とても楽しかったのです。
この1、2年は通常の長襦袢(二部式も)に、しっかりと戻ってます😏そうですね”うそつき遊び”には、もうすっかり満足し切ったということなんでしょうね。
過去に作った替え袖のうち、約43㎝47㎝48㎝の3種類、計7枚が今も残っています。そのマジックテープを全て取り外しました。これでそのまま着物に付けられます。
着物に直接つけるうそつき袖(内袖)
袖丈43㎝と47㎝の紬着物2枚、一方は胴抜き一方は単衣です。元々はこのように(↓)内袖として付けていたのですが、他にも有った袖丈の短い着物にも使うため一旦取り外し、マジックテープを付けうそつき専用襦袢にセットして活用してました。
その必要もなくなった今、今回また最初のカタチに戻したというワケ。付けて外してまた付けてと・・全くの手間でしたけども、これが最後😆
そもそもこのうそつき袖は、どちらも羽織の裏地から作ったものです。ピンク系のは新品から、クリーム系のは再利用でした。
半衿付きの筒袖半襦袢にうそつき袖を付ける
さてもうひとつ。(↓)
次は筒袖半襦袢への取り付け。
疋田柄の着物を解いて作ったリメイク替え袖ですがこれは丈が47㎝。今回袖丈45㎝の着物用に少し生地をつまんで短くしました。
ジャスト45㎝のうそつきも有ったのですが、それは地紋の白地なので付けていて楽しくない。まだマシな方のこれを半襦袢の袖付けから4㎝外にずらして縫い付けました。
ずらした理由は、着物の袖裄にほぼ合わせるためです。半襦袢の袖付け通りに縫い付けると着物を着た時に袖振りからうそつき袖が出てきちゃうからです。
これは琉球絣の対丈着物とリバーシブルの対丈紬着物を着る時用のです。さっき直した裾除けとセットで着ます。
この筒袖半襦袢も母が遺したもので、ほとんど使っていなかったらしく傷んでもいなくてまだまだ活用できるんです。まさに冬用、背中から胸にかけて晒が二重になった仕立てで暖かいんですよ。
付いていたピンクの縮緬半衿はとりあえずこのままで。そのうち見繕おう👍遊び着なので柄の半衿がいいかな。
作り帯付け帯なら、やっぱりこの形
前帯は幅出ししやすいよう半巾に折らず両端に紐を付けました。お太鼓は手先を付けた全くの固定型です。特にフォーマル帯だとこれ以外のカタチは必要ないですよね。
これまで、切って作る二部式の作り帯や付け帯、紐有り紐なし、自由形や固定型、更には切らない作り帯など、試験的にま~いろいろな方式で作り使ってきましたが・・
使いやすいの定義は人それぞれだと思いますが、私が一番扱いやすくて使いやすかった、また作りやすかったこのスタイルに最終的には定着。一周まわって基本の二部式。最初の形に戻るというよくあるパターンですね。
とはいえ、名古屋帯も袋帯もなんやかんや言いつつ結局はそのままで手結びするのが一番で、かの作り帯たちも今となっては数本残してあるだけになりました。
いろいろ作った経緯は→(カテゴリー二部式帯・付け帯・作り帯)
着物生活に裁縫は欠かせない?
着物の衣装ケースのちょっとした整理から気が向いて、裾除けのほつれ直しやうそつき袖の取り付け、二部式作り帯、他には半衿つけ、このついでに(ついでって😅)夫の作業ズボンの裾上げも・・と。
集中するとご飯の支度も忘れる😤ほど、珍しく縫い物に明け暮れたというハナシ。
時々の着物生活だとしても、面倒ながらもお針作業って欠かせませんね。