❷ 黄色の縞大島を自分で簡単洗いました

なかなか手を付けられなかった大島の洗い(着物を解く、黄色の縞大島)実は、専門店に洗い張りをお願いしようかなとか、ちょっと考えてました。
でも、今年はこの先いろいろと出費が重なるので少しでも経済しなくてはとも思ったり。そうこうするうち、昨日は急にやる気が出て一気に手入れしたってわけです。やり始めればなんてことないのですよねぇ。ホントは。

これまで、ホームドライクリーニング剤や、ごく普通の洗濯洗剤を使って何度かセルフクリーニングしてきましたが(ただし縮んでもいいと思えるもののみで、しかも洗いやすい平織りの紬で大島などに限りチャレンジ感覚です)今回は、石鹸を使って洗いました。

洗面所で水に近いぬるま湯(30度以上40度未満。私は自分の体温を基準にしてる。冷たくても熱くてもいけない)に石鹸(坊ちゃん石鹸)をよく溶かして、屏風たたみした大島生地をゆっくり優しく押し洗い。(もともと「坊ちゃん石鹸」は絹織物を洗う高級石鹸として開発されたそうです)

っていたほど汚れていた様子もなく、染料で水がうす~く黄緑色になっただけでした。揉んだり擦ったりせず、3回水を替えネットに入れて、脱水機が回ってからわずか十秒程脱水しすぐにスイッチオフ。

色移りを防ぐため、生地を重ねないように素早く干し、湿りがあるうちに小さいものから低温で浮かしアイロンをかける。布目が歪まないよう縦に横に滑らせる。
生乾き状態のうちにアイロンをしないといけないので次々と手早くしました。途中電話が掛かってきたりしても、長くなりそうだったのであとで掛け直して頂きました。それくらい作業の経過時間が大事。
すっきりさっぱり!生地が生き返ったようです。階段の手すりに掛けて余熱を取り干す。翌日シワにならないようラップの芯を挟んで巻き、チェストの上に数日放置し収納へ。いつかの仕立てかリメイクの日まで。

余談ですけど、こうして自分で手をかけると発見もあり面白いです。
これまで解いてきた着物は全て衿肩開き部分は「切り込み」でしたが、これは「切り抜き」になってました。こうなると、仕立て替えには不便な場合もあったりするんじゃない?と思いました。


昔ながらのこの石鹸、1個あれば全身から洗濯までOK~食器洗いにも。