綿麻の単衣キモノを浴衣で着る~プリント柄も綿麻素材もこなれてこそグー

予報通り、昨日とは打って変わって過ごしやすい日となりました。エアコンを作動させることなく扇風機でさえも必要なしでした。窓を開け放っていればそれだけで十分。

そんな過ごしやすい夏の日には、浴衣でも着るかなという気にさせてくれる。選んだのは昨日と同じ博多織半巾帯に、綿麻のキモノ琉球絣柄です。

博多織の半巾帯にもいろいろありますよね。厚手や薄手、単衣や袷、又は最近多い袋状になってる小袋帯だったりと。これは薄手の単衣、だから夏にも使います。

昨日とは色の濃淡を逆にして締めました(手先、タレ先の巻きを逆に)久しぶりに「片ばさみ」の変形バージョンで。
昨日の浴衣と違って、これはプリント染めです。だから裏面には色が渡っていない。

プリントとはいえ何度洗っても極端な色褪せ感というのはありません。
逆に、真新しいうちは色(柄)を貼り付けたような感じがしましたが、今では柄の色が地色になじんで自然な感じになってきたと思います。

生地に張りがあって肌に触る感じもサラッとしてますね。セルフクリーニングもアイロン掛けも、木綿100%のものより扱いがラクに感じます。
それは麻が混じってるから。干しやすいし乾きやすい。シワが伸びやすくパリッとする。

今日は”浴衣”として着ましたが、そもそもは”単衣着物”というくくりです。なので春夏秋と着られて重宝してますよ。この春6月19日には着物として着てました。

スリーシーズン着られると言っても、柄は南国のイメージですから北海道の秋には似合わないかなぁ。

裄丈についてですが、浴衣ならここまで長くなくていいですね。
けれど着物として仕立てましたし踊りの稽古でも着るので裄はたっぷりなのです。踊りでは袖を扱う動作(振り付け)が多いので裄丈は結構重要なんですよね。
そんなアレもコレもを満たしてくれてる、綿麻の着物でした。