忘年会の着物、泥大島と美味しい料理

今月に入ってすぐのこと、もうしばらく経ちましたが・・忘年会がありました。

初めて入るお店で、表からの見かけは小さそうだったけど中に入ると意外に広くてびっくりしました。畳の小上りが広くて大きなテーブルの足元は掘りごたつ。和のしつらえが居心地よい空間でした。穴場発見♡

帰り際に気付いたのが、長ーいカウンター席がお客さんでぎっしり!それが家族連ればかりで、これにもびっくり。注宅街にこんな素敵なお店があったんだと改めて知りまして、聞くと「安くて美味しい!」と評判らしいです。
この写真は私が写したんじゃなくて一緒に参加したウメさんからの。こういう時に忘れるんですよねぇカメラ。。

ウメさんが初めて宴会に参加し、我が家に初めて泊った日でもあります。脳梗塞発症から1年も過ぎ、この日は大好きなお酒の解禁日でもありました。呑兵衛は変わりませんね(*‘∀‘)私もだけど。
この日私は泥大島を着て行きました。もし汚しても色的に目立たなく、紬だから自分でもサッと洗える(でも藍大島よりも色落ちがデリケートそう)それを基準に選びました。

後で考えたらポリ着物で良かったんですけどね。。バタバタしてるとそんなことも思いつかない抜けたとこがあります。(かなりね!)

そんなんでコーディも写し忘れ(それでアップも出来なかった)ていまして・・今日思い付いてトルソーさんで再現(笑)しました。

古ーい泥大島、着込まれて柔らかぁく、ふわっとしています。こういう古きよきものを受け継ぎ、自分がまた育てていく・・というのが着物の醍醐味でもありますよね。

あまりにも、な同系色コ―ディで、ちょっと驚きかもしれませんね?今回は皆さん洋服だろうと、でも自分は着物が着たいってことで地味色にしたのです。半衿は白。

この帯の裏面で締めました。無地紬だけど見る加減によって色の変わる玉虫なんです。そういうのって好み。

二部式なので前帯の半幅は貝ノ口結びにして、そこにタレをかけお太鼓を角だし風にしています。片側に市松柄を見せていますよ。
角出しのテは、貝ノ口(羽の向きが上)↓じゃなくて本結び(帯揚げの縛り方)してもいいのです。そうするとこれが下向きの羽に変わります。
長襦袢で色をさしました。白い柄の赤い長襦袢。大島にはなぜか赤い襦袢を着たくなる。

でね、帯揚げはこの絞りを伸ばしたもの。今回使ってみましたよ。けっこういいじゃない?そして、三分紐を帯と帯揚げの色やイメージに合わせました。
この時ばかりと「ふくろう」の木彫り帯留を。小さな木の塊りから彫り出したものなので裏の紐通しも金具じゃなくて彫ってあります。大好きなお友達(作家)の作品です♡

小憎らしく可愛いお顔したフクロウさんですよね。(^^
この帯回りだからこそ、フクロウが引き立つ感じ。
もっと大きくてインパクトある方が良かったかな?なにせこの遠目でのぱっと見喪服か?な色のコ―デですからね・・あ、三分紐は裏面(色が反転)使った方が良かったかもね。

以上、忘年会での着物コーディでした。まわりの反応?
開口、「ンまぁ~奥様!」から始まり、からかってくれましたね(笑)帯揚げのこと、手作り帯のこと、帯留のこと・・かなり関心を持ってくれました。

もちろん、全員二次会へも。日付が変わるまで元気~ 
50、60喜んでどころか、70、80喜んで でした!!