着ないモスリンの長襦袢で作った和装の着付けアイテム~「付け袖・うそつき衿(付け衿)・裾除け・腰紐」

先日の、家向き普段着コーデでは、全く着ていなかったモスリンの長襦袢をアイデアで活かそうと決めましたよね。今日はそのことを書きます。

早速取り掛かかって、考えていた通り3分割にしました。外した袖・肩幅を狭くした身頃・胴から下の3分割です。切るのはもう、躊躇なくジョキジョキ(^^)v
ですけどね、いざ縫う段階になると・・ああ、なんでこう面倒なことをあえてやろうとするんだろ(*ノωノ)と・・笑

めんどくさがりのクセに細かい作業。
もうしないと毎回思うのにまた手を付けてしまって・・あーもう裾は捨てちゃおうかな。なんてことブツブツ言いながら、休み休みでもな~んとか形にしました。

袖はこの着物専用で「付け袖(うそつき袖)」に。「付け衿(うそつき衿)」には、新たに紐を付けて、余りギレからのパッチワーク半衿も掛けました。

もともとあったモスリンの裾除けに、切り離した裾を縫い付けて超温か仕様に変身。
肩巾から切落とした分で、細身の腰紐も作りましたよ。
モスリンって、ふわっと暖かいのですが目が粗いので風が吹くとスースーする場合があるんですよね。単衣のウール着物と組み合わせた場合の特に後ろ側がね。

そこで家着の時に使っている裾除けに、この柄モスリンの裾を重ねて縫い合わせることを思いついたわけ。(無駄がない。こういうことって昔っぽい?)

元長襦袢のモスリンはそもそも対丈だから身丈が短いうえ、付け衿分を長くとっているので、ご覧のように裾除けとしては短く、もう1枚の裾よけに縫い付けてもお尻に当たる部分は二重にはならなくて薄いままです。

でも、そこは付け衿の背中部分が長くて丁度そこに当たるので結果的には大丈夫でした。おかげで最高に暖かい裾除けになりましたね。

この前プレゼントお洒落な小ワザ、ハギレで「片身替わりの半衿」を作った半衿の残り布、それを繋いで作った半衿ですが、織り地の雰囲気が良かったのでわざと裏面を使っています。
今回は久しぶりに頑張った感はんぱないです。なにせ縫った縫った・・しかも手縫いですから。で、これだけ縫うのなら自分でまた着物くらい(ただし単衣)縫えるんじゃないの?とまで思ってしまいましたね('_') ・・しないけど。