「付け下げ」着物に帯9本コーディネート
ちょっと特別な日の着物に、訪問着よりも気軽に着られる「付け下げ」は、帯次第でお洒落着から礼装まで(ちょっとしたお出かけから結婚披露宴まで)と、幅広く着られる重宝な着物ですね。合わせる帯は、袋帯でも名古屋帯でも、フォーマル用カジュアル用共に合わせられます。もちろん着物の柄などその雰囲気にもよるけれど幅広いお洒落が楽しめる便利な着物といえますね。
この付け下げは、以前通っていた舞踊教室の先生より頂いた(仕付け糸がついたまま)ものです。黒地ではなく微妙に深緑を感じる墨色です。落ち着いた、でも粋な感じ。付け下げなので無地場が多く、こういった柄は帯も合わせやすいかもしれませんね。
縫い紋があります。紋は自分の家系とは関係ないものですが遊びで着るので全く支障ありません。
今回、思い付いた帯9本を試しに合わせてみました。合いそうな小物が少なかったのでその点不足感はあるものの、今後必要な時の参考になりそうです。
付下げに袋帯
フォーマルの場に、格のある袋帯と。身内の結婚式等に締めてきた袋帯3種ですが、「付け下げ」と合わせる場合は身内以外の結婚式で。
フォーマル用の帯締めと帯揚げには白地に金銀の一種類しかありませんで、それだとなんだかつまりません。礼装と言っても略礼装なのでお洒落着用の中からそれらしいものを選びました。
付下げに洒落袋帯
軽いレストランパーティや街着お出掛け着などに、お洒落着として付け下げをラフに着るとしてコ―デしてみる。繻子地に刺繍の松竹梅↓個人的にはこの組み合わせが好きです。市松の三分紐と木彫り(帯の柄と同じ竹の葉)の帯留で。先日二部式にした膨れ織りの染め帯↓と。
付下げに名古屋帯
軽いレストランパーティや街着お出掛け着などに、お洒落着として付け下げをラフに着る時に。(名古屋帯でも金糸銀糸が使われていればフォーマルな場にもOKですよね)ちなみにこの2本は二部式↓
この付け下げなら、更にラフな着こなしが出来そう。ということで、今回は合わせてみませんでしたが、染の名古屋帯からこの2本だったら合うかもしれない候補。カジュアルに着るならどうかな?・・と言っても紋があるので、着物とのつり合いを考えると両方ボツですね。。
何にしても、平置きよりも実際に着合わせてみると印象もガラリと変わるものです。着る人によって仕上がりの雰囲気って変わりますしね。
以上、お試しコーデでしたが、これに伊達衿(重ね衿)をすればまた華やかさも加わり全体の印象も変わるでしょう。カジュアルにするなら、伊達衿はせずに落ち着いた刺繍や色柄の半衿もいいですね。