初めての組み織り帯(組み帯・組み紐帯)反物が巡ってきた

お盆帰省で、姉から未仕立ての帯地をもらって来ました。これは組み織り帯というものだと思います。組み帯とか組み紐帯とか言われている帯の反物です。

かなり前に姉が親戚から譲られたものだということですが、着物を着ない姉は仕立てることもなく今に至り、箪笥の整理と称し私に回ってきました。私にとっては、超ラッキー!
長さ的には名古屋帯。未仕立てではありますがタグもシールも何も証するものは付いていません。糸は絹でしょう。細い金色の糸(ラメ糸)も組まれていて、向き加減でチラチラと目立たずも光ります。何でもないようでも凝った感じ、通好み?な帯ですね。

前帯とお太鼓の部分に、手の込んだ「組紐」状のポイントが。組み柄や全体の色的には地味な感じがしますが、着物と合わせるとどんな雰囲気でしょうかね?
以前所属していた日舞教室の先生が、ある時に「組み帯」を締めていました。ベージュ系のグラデーション、斜め格子の組み織りでした。現代的なイメージ。カジュアルな雰囲気でも上品で、とっても素敵だったのを覚えています。

組み帯にも、手組みと機械組みがあるそうで、中国産のものもあるようです。私が今回思いがけず手に入った組帯は機械組のようです。風繭結さんという組紐のサイトに「組帯」のことが詳しく載っていました。

いずれにしても嬉しい。まずは仕立てておかなくてはね。
※後日仕立てました。⇒お太鼓柄(ポイント柄)八寸名古屋帯を仕立てました~かがり仕立て、松葉仕立て