姪の結婚式、黒留袖について

金と白の刺繍半衿。今朝縫い付けました。ポリといえどもいい質感です。
もうすぐ姪の結婚式、遠方であることや小さな孫達がいることも考えて・・今回は洋服でと思っていましたが・・

娘は子供たちのことは大丈夫だからと和服をすすめてくれたのと、同じく叔母の立場にあるもう1人の姉が留袖(黒)を着るということを聞いたので・・それでは私もやはり留袖にしようかな・・ と考え直していたところです。

これまでの数年、他の姪の時には2度とも色無地を着ていました。和装であれば本来なら黒留か色留。でも伯母に当たる姉が「黒留はもう若過ぎる柄だし着たくないので色無地にする」と言うので、その妹である私が留袖では・・と、姉に合わせて色無地(紋あり)にしたのでした。こんなとき色留袖もいいですね。

ホテル側もそれでOKと言うし、他の親族も着物に対しては拘るふしもなく。かえって、黒ばかりより明るく華やかになるからいいということでした。そこそこの考え方、地域性もあるのかな?
 
そうそう新婦の姉(既婚)の着物は訪問着(紋なし)でした。呉服店やホテル側からもOKだったそう。内心意外でしたが、そういうとこ誰も気にするような人もいません。

お招きする側として洋装よりはずっと重厚で品格ある感じですし、詳しい人がいたらアラッ?かもだけど まぁ、そこまでこだわる意味もないってことですね。

で、自分の留袖・・
うちの娘はお式を挙げていません。 まったくその気無しで両家顔合わせのみでした。よってこの留袖は誂えてから30年・・未だ袖を通さず。 
でも、この度ようやく日の目を見るかも。

着てから アッと気が付いたのが、比翼衿を出すことなぜか折り込んで着ていました。めんどうなのでとりあえずこのまま写真を。胸元に有るべき白の線が無いのってやはり変というか超さみしい感じになりますね。

比翼衿には半紙を折った衿芯を挟むとキリッとふっくらと衿元がきまるそうです。巻いてるのは帯板です。留袖は比翼がある分思いのほかど~っしりと重く、いつもの紐の縛り方では緩くなって着くずれしちゃいますね。(本来は白い着物との2枚着、比翼で省略)
(ゴムベルト付きの帯板をしています)
ところで6月でも、こういう場合大抵は袷ですよね。季節に合わせて単衣や絽を誂える人もそういないでしょうし・・それよりも、写真写りを考えると袷の方が良いとのこと。

なぜなら、絽や単衣だと他の袷の方と並んだときに自分の黒色がボケて見えるのですって。そんなことからあえて袷を勧められるらしく、空調もそれに合わせて調節されてるので、屋内だけのことならまず心配ないとのこと。

それで、袷の黒留袖に襦袢などはどうすべきなのかも調べてみました。

この辺は、まずなにより体調をくずさないよう少しでも楽な着方を・・ということです。ポイントさえ押さえれば難しく考えなくてもいいのだそう。ひと安心です。

1)襦袢は袷でも単衣でも絽でも好きなように。長襦袢でも二部式でも好きなほうを。但し絽であっても半衿の素材は塩瀬地や羽二重とか縮緬地(着物の袷にあわせて)で。

理由は、単衣や絽の襦袢だと袷の袖とは少し添いも違って襦袢袖が出てきてしまうかもしれないから。

袖の飛び出し予防は襦袢袖と着物袖にひと針縫い付けておく。袷の着物袖から見える絽の襦袢袖が気になるのなら、やはり単衣のほうが良い。

2)太ももあたりに汗をかくと気持ち悪いので、ステテコという手もある。年配者など体調のことを考えるとこんな楽な方法もすすめてくれる。

この結果、私が決めた下着類は、
  
上半身は例の「満点スリップ」(のちに上下別々にリメイク)とポリ絽の半襦袢に上記の刺繍半衿、絽ではない。

下半身は、クレープ素材のステテコに先日買った筒お腰(裾除け)。ステテコだけでもいいのだけど、ガーデンでの人前式もあるので、そこでもしピュ-っと風でも吹いたら・・と思って。でもそこは当日のお天気次第かな。

と、こんなふう。帰って来たらすぐネットに入れて洗濯機に放り込めるものばかりです。
あと、留袖に合わせられる袋帯・・そうなると2本しかありません。どちらがいいかな。

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