9月初旬紗の小紋、着付けのこと

9月。着物ごよみでは単衣着物に入るけど、近頃では9月でも初旬なら薄物OKみたいですね。(お天気にもよるけれど。。)
ましてや稽古となれば、暑くて単衣ではキビシイ!それでも先輩方はキッチリと単衣でいらしてた。これから先が和服を存分に楽しむにはホントい~季節になりますねぇ♪

今日はノーブラで、例の手作り補整パットを着けています。なにせ着物の中で体が泳ぐくらい楽~に着付けるのが好きだ。くるくる回せるほどに帯もゆるいのです。

普段は、胴部分が晒し素材の着崩れしにくい半襦袢(うそつき袖付き)を着ています。背中部分に紐が付いて、これをクッと下げて(衣紋抜くのに)前に持ってきて縛る。 

やはり晒しの紐なのでキツク〆なくても緩むことは無いの。晒しだから滑らず。だから着物をフワッと纏って体にきちんと沿わせ合わせれば、特におさえるものも必要なくて腰紐を低めに1本と、押さえの紐かコーリンベルトだけで充分なんです。

ミゾオチあたりを少しでも圧迫されたくないので伊達締めも使いません。また、後ろにゴム紐が付いた帯板を使ってるので、滑らない素材の着物なら紐やコーリンベルトすらしなくて大丈夫。

気になる衿元のズレは、時々おはしょりの衿部分をちょいと引いてあげればいいだけ。洋服となんら変わりありません。普段の何気ない仕草というか気が付いたらチョッと直す程度です。

和装ブラや、必要なら補製さえしっかりできていれば、着崩れはそんなに気にならないものと思うなぁ。
着物を着始めた頃に購入したお気に入りの本、名取好子のきもの遊びここでも以下のように書いてありました。

・・「大体皆さんキチキチに着すぎですね。しわがないようにないようにと、まるで糊で固めたみたいに着てらっしゃるけど、あれ変ですよ。あれじゃ手もあげられません。

平らな布を丸い体で着れば、しわがあるのがあたり前。ほんとうはしわではなく、きもののドレープなんです。動き易くするためのゆとりでもあるんですから、ないとかえって着くずれしますよ」と・・

他にも着物ライフにはとっても助かるアドバイスが盛り沢山。自由で楽で楽しいな!そう思ったものでした。

着くずれしにくくゆったり着るには、しわ(必要なゆるみ、洋服でいえばタックのようなもの)がポイントとも言える。

自然体でいきたいです。