検索すればいくらでも出てくる「衿の汚れ落とし」1度やってみればコツもつかめるのに、なかなかその気も起きませんでしたが(今のところファンデーションや口紅とか付いたことないし・・)
先日購入したリサイクル着物のおかげで「衿の汚れ落とし」体験のチャンス到来。衿汚れだけ取れれば、そのまま着られる大島を実験台にします。
ダメもとで~す(失敗したら掛け衿だけ外して洗って、裏返して付け直せるからOK)
油(脂)汚れには油(ベンジンなどの溶剤)で落とし、汗などの水分汚れは水(お湯)で落とす・・とかの、よく言われるやつですね。
やってみないと分からないというか、結局は経験の回数なのでしょうね。
このあとは、一日置いて湿気を飛ばします。
今回の経験で、もしもの時のセルフケアに少し自信がつきました。
ただし自分の手に負える範囲でね。
( この次は単衣着物のセルフクリーニングします→リサイクル大島のお洗濯 )
ベンジンと言えば・・の思い出こぼれ話。
私が子供の頃に何度か目にしたことのある光景、それは母が着物の衿を拭いてる姿です。
数回同じ着物を着たあとには、ガーゼにベンジンを含ませて汚れているだろう衿の折り目をポンポンと軽くたたきながらふき取っていたんですね。
その時漂う独特な香り・・ あれは嫌いじゃなかった(笑)
そんな母の鏡台にはエリモト がいつも置いてありました。
先日購入したリサイクル着物のおかげで「衿の汚れ落とし」体験のチャンス到来。衿汚れだけ取れれば、そのまま着られる大島を実験台にします。
ダメもとで~す(失敗したら掛け衿だけ外して洗って、裏返して付け直せるからOK)
皮脂やファンデーションで汚れた古い着物の衿
黄色い矢印の上、横に走る線状のものが衿の汚れ部分です。写真で見るよりもう少し汚れがはっきりしていますが、これは衿の左側で、もちろん右側も同じ状態です。
ファンデーションだけではなく、皮脂汚れも混ざってるしれません。汚れって、いくつかの汚れ成分が混ざってひとつの汚れとして現れてくると思うけど、それって複雑ですよね。恐らく時間の経過によっては取れきれないこともあるでしょう。。
ベンジンで汚れ落とし
いくつか閲覧した中で気楽に出来そうと感じたたかはしきもの工房さんのYouTubeチャンネルを参考(こちらではリグロイン普通に言ってベンジンと呼ばれるもの)にして、買い置きしていたベンジン(ベンジンで帯締めを洗った残りのベンジン)で実行しました。
動画を見ればとっても簡単なんですよね。恐る恐るしたらかえって輪染みになりそうなので、素早く手早くしました。なのでその最中の写真はありません😏
動画の通り、衿の下にタオルを敷いてスタート。
衿を広げ(広衿)て、たっぷりとベンジンを含ませたガーゼを汚れに置いてくとスーッと汚れを中心に周りにもベンジンが沁み広がります。
別に用意していたタオルで、すかさず広がったベンジンを吸わせるイメージで、周りへとぼかすように広げます。輪染みを防ぐためでもあります。(やり方が動画とは少し違いましたが、初めてなのでそのやり方でしました)すぐに周りの方から乾いてきます。
写真はありませんが、汚れは幾分取れたのかな?というレベル。手触りがサラッとはしました。リサイクルなので時間が経ってるでしょうから仕方ないですね。
それでも、そのままよりずっと気分的にはいいものです。
熱いお湯で汚れ落とし
そこで思い出したのが、踊りの先輩達がやっていることでした。
衿や袖口についた化粧品汚れ(踊りの時の)は、アッツい(熱い)お湯を含ませ硬ーく絞ったタオルでふき取る。ということです。
それは、タオルからの熱い蒸気で油汚れを浮かせて、と同時にタオルに吸い取らせるということでしょうか。(お湯そのものだと輪染みになる可能性がある)
それを、自分のやり方ですが試してみました。
アイロンを高温設定で準備。衿の下にタオルを敷き衿を広げて、タオルの一部分(汚れに当てる位)の範囲を水で湿らせて硬ーく絞っておく。
そのタオルを汚れ分部に当て、高温になったアイロンを(アイロンの細くなった先端で)押し当てる。(熱いお湯の代わりに、タオルの水分をアイロンで高温にするということです)
衿の表面が乾いてきたらその結果・・
なぁ~んと!さっきより断然取れてるじゃないですか!
実際でも見てほぼ分かりません。びっくりです。ヤッター(=゚ω゚)ノ
やってみないと分からないというか、結局は経験の回数なのでしょうね。
このあとは、一日置いて湿気を飛ばします。
今回の経験で、もしもの時のセルフケアに少し自信がつきました。
ただし自分の手に負える範囲でね。
( この次は単衣着物のセルフクリーニングします→リサイクル大島のお洗濯 )
ベンジンと言えば・・の思い出こぼれ話。
私が子供の頃に何度か目にしたことのある光景、それは母が着物の衿を拭いてる姿です。
数回同じ着物を着たあとには、ガーゼにベンジンを含ませて汚れているだろう衿の折り目をポンポンと軽くたたきながらふき取っていたんですね。
その時漂う独特な香り・・ あれは嫌いじゃなかった(笑)
そんな母の鏡台にはエリモト がいつも置いてありました。