モノトーンの名古屋帯で、切らない作り帯の「角だし」編、紐付きタイプ|後日談

もう、いいかげんやめたら?って、自分で自分にツッコミ入れながらまたやってました。

土日は孫たち恒例のお泊りで、ほっと息つく月曜なんだかソワソワだった昨日のこと。おもむろに箪笥から出したのがこれで、今度は塩瀬の染帯です。全通柄なので柄出しの範囲にも迷うこともなく扱いやすいものです。

ところが、「塩瀬(厚手の羽二重)」は針が通りにくいうえ、帯芯が全体に入っていて縫いにくいのなんのって。1本針を折りました。
全長約360㎝。「角だし」にするにはタレの長さが少しでも多い方がいいですよね。

三角部分が丁寧に縫われています。そこを解いて三角の位置を10㎝ほど胴側にずらしました。その分タレが長くなりました。
3本目の「角だし」なので、途中経過は過去記事を参考にして頂くことにして・・

通常の「角だし」の要領でお太鼓を作りながら要所要所を縫い留めつつ、出来ました。
エプロンの上から試着で失礼します。
帯地がしっかりしてるので、これくらいの折りたたみ具合でも崩れなさそうです。
取りあえず、手元にあった手ぬぐいとデニム紐を代用して締めています。
前回マジックテープを使い切ったので、今回は紐仕様を試します。これはモスリンの古い腰ひも(古!でも洗ってあるよアイロンはしてないけど^^;)を切って使いました。

胴に巻いたら、いったん着物クリップで固定しておくと動作が楽ですね。で紐を縛るあとは通常通り、帯揚げをかけた帯枕をして・・という流れ。

ここでポイント。
初めに、手先の入ってる袋状の部分に前帯を仮に入れておき、先に枕の(帯揚げセット)紐を胴に縛ってから、前帯(出して)を巻く方が扱いやすいかもしれません。
なんでこんなに「作り帯」ばっかり作ってるのか自分でも不明なんです。ただ、作って試したいだけなのかなぁ・・なんなんだろう。そして、面白そうなこと思いついたりして。まあ、ただの好奇心ですね。
 
<後日談 2017、2、3追記>

翌年の2月この作り帯を締めました白大島に作り帯、紐を短くして後ろ側で締めるようにしていたんですね。他の帯何本も集中して作ったのでそのことを忘れてました。紐を長いのに変えるか、解いて一旦元に戻し作り変えるかしますよ。

で、数本作ったのを実際あれこれ締めてみて、自分の手の動きから、そのやり易さ、収納にも楽、など自分に一番都合のよい作り方、その形がようやくハッキリしてきましたね。

勿体ないかなと、手を付けていなかった帯も・・いよいよ思い切る日がきそうです。