意外に赤くはなかった紬着物に「片ばさみ・サムライ・浪人」結び

この間の宴会は楽しかったねー、酔っぱらったねーと口々に挨拶(笑)して始まった本日の稽古。踊り好き着物好きな私のお楽しみデーです。着物好きとは言っても普段着物、しかも今では稽古の日くらいしか着なくなりました。

60を目前に、赤っぽい着物を今のうちに沢山着ておこうという気持ちで今日はこれを選びました。が実際のところ、赤っぽいというよりは煉瓦色?今でいうテラコッタ色とでも言いましょうか。紅葉色とも表現できそうな色味です。

「赤い着物」・・イメージとしてはそんな感じだったので躊躇するところですが、久しぶりに出して見て更に着てしまうと、思っていたほどの赤さでは全くありませんでした。写真では暗いからか茶系のようにも写ってるけど。

着物って不思議ですよね。洋服だと上から下まで全部こんな色じゃ無理!となるけど、着物となるとこれが全然変じゃないし自分自身の抵抗も感じない。

よく「大正ロマン」な着物にもありますよね?多色使いや柄に柄の組み合わせなど(もちろん色合わせのちょっとしたルールはあるのでしょうけど)大胆に色や柄で楽しめる「着るもの、衣」そんな意外ともいえる組み合わせが出来ちゃう不思議な着物。それが日本の衣装でもあるわけですよね。

渋い帯結びで中和しました。「片ばさみ」とか「サムライ結び」「浪人結び」などと言われている結び方です。

貝ノ口結びの、「タレ」を「テ」にからげて出す・・というところをせず、斜めに上げた「テ」にかぶせた「タレ」を帯に入れ込み下から出すということですね。
縞だと、パズル帯みたい。帰宅して薄暗くなってきたので、こんなにボヤケた写りです。カメラも古い。・・急激に冷え込んできました。さすがに着物のコートも冬物です。
今日も汗かきかき。帰りには汗をしっかり拭いても首元がひゃっこくて(冷たくて)ストールをぐるぐる巻きにして帰ってきました。汗をかいた後は冷気に注意です。