38年前に着た振袖と袋帯。(小物は別)
袋帯を踊り用の小袋帯(半巾帯)と角帯にリメイク
今回は、この袋帯(全部が柄ではない六通柄)を踊り用の帯にするべく鋏を入れました。
このまま切るだけで半幅帯と角帯の2本取れます。柄には赤い花・・そこは女性っぽいですが踊り用なので男性用の角帯としても全く大丈夫です。逆にこれくらい派手な方が舞台で映える、みたいな。
角帯は11㎝巾に、半幅帯は15㎝巾に縫い代含めると、丁度30㎝です。しばらく前から考えていたことなので、チャコペンで線を引き、躊躇なくジョキジョキ。帯の内側はこんな風に糸が渡って、凄いですよねぇ。芸術だなぁ~・・なんて独り言。
あとは延々チクチクと。。
出来上がりの長さは、半幅の方は無地場をそのままに全長4m。角帯はそんなに長さは必要ないので無地場は除き2m93㎝(切って繋げる作業が加わる)となりました。当て布アイロンでしっかり折り目付けて出来上がりです。
出来上がって気分よく眺めてると・・あそうか、と気が付いたことが。それは大きな金銀の亀甲。半幅の方には銀色が、角帯の方には金色が。これ逆の方が、らしかったと思いました。まあ別に変ということはないですが・・そこは考えもせず、いきなり鋏を入れる私。わりと何でもそうあまり考えない。自分らしくて笑っちゃいました。
実際締めた感じはどうか、そのうち試してみましょう。気になるのは角帯の方。もとが九寸の袋帯ということで帯そのものが厚い分、締めにくいかもしれません。その時には二巻き分に短くしてしまいましょう。(角帯は通常三巻き)