紐(ゴムのベルト)付き帯板
あなたが使ってる帯板はどんなの?私は調節の効く、ゴムベルトのついた帯板を長いこと使っています(買い替えてはいるが)普段の着物に、踊りの衣装に、フォーマル和服にもこればっかりです。
紐(ゴムのベルト)付き帯板を使い続ける理由
紐など何も付属のない一般的な帯板ではなく、なぜこの帯板が良くて使い続けているのかと言うと・・
- 帯をする時のウエストの補整がわりにもなるから。
- お腹周りの蒸れを吸収してくれ、帯に対するダメージを少しでも和らげてくれそうだから。(着終わって外したら小物かけにぶら下げて自然乾燥、帯も)
- 木綿やウール、紬など滑りにくい生地の着物であれば、紐又はコーリンベルト(一般的には伊達締め)を省略出来る。押え紐を兼ねるから。数日前に紗紬を着たときにも、着物には腰紐1本とこの帯板に帯をしただけで、気になる衿元のズレもありませんでした。
夏には(時には夏以外にも)ナイロンメッシュの帯板(ゴムベルト付き)を使っています。
これは同時に2枚購入して、まず中央に付いていたパンチ穴ポリ製のポケット部は必要ないので取り除きました。うち1枚の方だけベルト部も切り落とし、メッシュ板を2枚重ねにザックリ縫い合わせて1枚の帯板にしました。(1枚だけでは柔らかすぎて使いずらかったりするので)
また、メッシュ部はナイロンなのでシーズン終わりには軽くすすぎ洗い(ゴムベルト以外)しています。なので始めに作って以来ずっと買い替えてもいませんね。
使ってはいけない帯板(私的な感想)
着物初めの頃、これはもう絶対に使わない・・と決めた素材の帯板が有ります。
それはプラ製の白い帯板。すぐに気づいたことが、静電気のせいかこの素材はとてもホコリを呼び汚れやすいということ。
同じ素材で通気性の良さげなパンチ穴がいっぱいあいた夏季仕様の帯板も上記と同じです。そして、パンチ穴があっても、すごく蒸れるんですよね。
夏の稽古日のこと、トイレでたまたま帯中を覗くと、そのプラの帯板には細かな水滴がびっしり。確かに、しっかり動いた後ですから当然と言っちゃ当然なのですが、夏使用のパンチ穴帯板であってもその蒸れ具合が水滴としてしっかりと目に見えてしまったものだから・・ちょっとびっくり。
着物や帯にダメージがきそうで使用をすぐにやめたというわけです。これは私個人の使用環境での一現象。まだしっかりと汗対策などもしていなかった頃ということでもありますが。
その時から、帯板は紙製に布が貼られたものと、風通しの良いナイロンのメッシュ製と決めているのです。紙はある程度水分を吸ってくれて使用後はすぐに乾くし。ナイロンのメッシュ製もそう。共にリーズナブルな価格だから買い替えもしやすい。
今後使ってみたい帯板
他に、良さげと思う麻製の帯板(ゴムベルト付き)がありますが、それはまだ試したことがありません。自分の都合に合う合わないは使ってみないと分かりませんので、今後の機会次第ですけど候補の帯板です。以上、使い勝手の良い帯板と、使ってはいけない帯板(私的感想)でした。
関連する内容のページ
→ 身丈足らずの着物も「ウエストベルト」でおはしょり確保
→ 和装着付けの紐代わり「コーリンベルト」に感心する
→ 「まわりっ子」という帯板は前結び専用、だけじゃない