和装、帯まわりの小物編~帯揚げと帯締めの在庫管理

帯まわり小物の帯揚げ・帯締めって、見ればいろいろ欲しくなる。脇役な小物ですけど全体の雰囲気を変えてしまうほど存在力は大きい。帯締めは特にそうですよね。だからこそ、なのですけども。

着物始めの頃は特に目移りアイテムのひとつでした。けど、私は半巾帯を使うほうが断然多く、帯揚げ帯締めの必要度は低いのです。そう気を取り直してからはネットでウインドウショッピングすることもなくなりました。「有った方がいい」は「無くてもいい」ってこと。

今あるのは、若い頃のものや未使用でもリサイクル品で安く手に入ったもの、ネットショップで購入したお手頃価格のもの、などです。帯揚げにはハギレから只切っただけのものもあるし、帯締めの房を切り落として三分紐として使ってるものもあります。

帯揚げの在庫管理

箪笥の小引き出しに十分納まる量です(フォーマル用だけは別にしてる)今回全てを確認し在庫管理としてまとめておきました。
引き出しの中身はこんな感じ、細く畳んで立てて収納してます。二つ折りにしてからクルクル巻くという仕舞い方もアリですね。(踊り仲間から聞きました)

4シーズン分、こうやって見るとかなり少ないのでは?(人さまと比べることもないから分かんないけど)涼し気に見える素材や色なら夏でも使用可能だし、この数で困ることはないです。

縮緬の帯揚げ

カジュアル向けですね。普段着、お洒落着といった感じ。

さすがに鮮やかな黄色のは、今は踊り用として使用。でも紬着物コ―デで黄色をほんのちょっとの差し色にしたらお洒落かも。一度やってみなくてはね。

水色も暗い赤も出番が多いですが、やはり一番は白(アイボリー)ですね。間違いのない色。個人的にはこの紫色(江戸紫)が意外に合わせづらいです。

 綸子の帯揚げ

カジュアル~色柄によってはフォーマルまで使ってます。

上段右2枚のは若かりし頃ので、使ってなかった絞りの帯揚げをアイロンで伸ばしたもの再活用してますよ。

下段の真ん中で辛子色系のは、着物始めの頃(47歳)に白っぽい帯揚げをダイロンで染めたもの。茶・辛子・緑と、段ボカシにしたかったのがマダラに・・でも実際にするとマダラは分からないし、かなり使えてるんですよね~これが👍

折り方出し方次第で帯から見える印象がガラリ変わるようなもの、例えば上段左から2番目。こういったものも便利ですよね。

 ハギレの帯揚げ

羽織の袖から、着物地のハギレで作った帯揚げです。3枚とも一般のものより巾も長さも短いのですごく扱いやすいです。

羽織地の方は意外に合わせやすくて小さな驚き。無地の2枚は薄い色味で使いやすい。どちらかと言えば薄緑より薄紫のほうが合わせやすかったな。

夏専用、絽の帯揚げ

カジュアル~セミフォーマルで使ってきました。夏になると特に減るお太鼓結び。なのでこの3枚のみです。一番下のは部分絞りでやはり色的に一番活用してるものす。「紗」は持っていません。

夏専用の素材でなければいけないという決まりは本来はなくて、涼し気な色や質感なら綸子の帯揚げだっていいのです。とは言え、持ってるなら夏専用を使う方がいいに決まってる~。布切れ1枚で体感温度も違うからね。

フォーマルの帯揚げ帯締めのセット

フォーマルは金銀入り。それこそまずもって使うことのない(数年前に1度使ったきり)留袖用の帯揚げ帯締めのセットは白に金です。帯締めはもう1本と末広(扇子)亀房も一緒に。

ピンク系のセットはかつて色無地を誂えた時一緒に合わせたもので、帯締めが金糸使い。けれどセットで使うだけでなくそれぞれでも使い回してます。

これまで訪問着・色無地・付け下げ・江戸小紋・小紋にと使用してきましたし、帯揚げのみでは落ち着いた柄の紬着物でカジュアルシーンにも使用。青味の入った淡く渋いピンクなので今の年齢でもこれからも全然OK~
購入した時の桐箱ひとつにまとめてフォーマル着物と一緒の箪笥に収納しています。

帯締めの在庫管理

帯揚げ以上に本数が欲しくなるもので、その割に使う頻度の多い少ないもけっこうはっきり出るもの。そのうち、ハートに響く出会いがあれば増えるかも。

いつだったか・・帯締めに凝ったらコ―デにキリがなくて迷い過ぎて困っちゃうぅ!と思ったことが(笑)それ以来、帯締めに気を向けるのは止めたという経緯がありますよ。
自分の基準はこんなですからー😙

帯揚げ同様これも小引き出し一つ分、こんな風に。
帯締めの房をいためないしまい方 コンパクト収納ページに帯締めの扱いを紹介しましたが、久しぶりに確認してみると・・アレレ?自分の勘違いな結び方をしてましたよ😆いつから思い違いしてたんだろ。それなりになってたのがまた可笑しいわ。

この中から、普段用~セミフォーマルまでと使いまわしてます。

丸組、冠(ゆるぎ)組みの帯締め

黄色のは以前踊り舞台用にと帯揚げとセットで合わせたもの。青、紫も丸組でボリュームがあるので年齢的にだんだん使えなくなってきましたね。もちろん踊りの場面では使いますが。丸組も冠組みも結びやすいから好きです。右4本が合わせやすい。

平組などの帯締め

よく使ってるのは赤っぽい色。紫、抹茶も。
落ち着いた装いには白っぽいので、アイボリー、ベージュ、クリームなどを。

夏専用の帯締めと、三分紐や飾り紐など

夏専用のレース組は左のたった2本だけで、内1本はラメ入り。どちらかというとフォーマル系のシーンで使っていて個人的にはこれだけで不足はない。

季節の決まりは基本ないので、夏専用のものじゃなくても細めのものや夏っぽく全体の雰囲気に合えば普通の帯締めでいいのだし三分紐も活用大です。
上3本の飾り紐は、何かで使えそうなので残してるだけ。
以上が現在ある帯揚げと帯締めでした。
自分の”カタチ”が決まっていれば”選び”もスムーズですね。