着物関係の在庫管理、帯編②~名古屋帯と袋帯(カジュアルからフォーマルまで)

ここを開けば一目瞭然の和装衣類の在庫(笑)としてページを作っている最中です。これを基本にして今後の見直し、処分や買い替え、新たな購入(まずないかな)など管理していこうと思っています。

先日は二部式の帯でしたが、今日は何も手を加えていない通常の帯。

私は名古屋帯も袋帯も「前結び」です。初めのうちは普通に後ろ手で締めていましたが、半巾帯のように前でお太鼓の形を作る方が一度で決まるので時間も短く済みます。

ゴムベルト付きの長い帯板を常用していますが、前結び専用の帯板まわりっ子なるものも時々使います。

専用と言ってもこれでなければ前結びが大変っていうことでは全くなく、要は仕上がったお太鼓を後ろに回す時に滑りが良ければいいだけのことで半巾帯を結ぶときとの要領となんら変わりません。(手間等の違いはあれど)滑りの良いスカーフを先に巻いた上から帯をすれば楽に回せます(最後にスカーフを抜き取る)

名古屋帯の在庫

① 単衣(八寸)と袷(九寸)

手持ちのほとんどは織りの帯です。博多や真綿紬など。普段着からお洒落着に。博多織りは便利で(特に、献上とか独鈷柄と言われているもの)着物の質感や色柄などと相性さえ良ければ、袷や単衣の時期、浴衣にも合わせられる万能な帯ですよね。

博多織、元気色のオレンジ系と、紫系のは踊りにも使い勝手の良い化繊の献上柄。共に単衣です。
織り地に少しラメの入った縞柄。踊りの先輩より頂いた黒地に赤の博多献上。共に単衣。
九寸の芯入り、袷とも言われる帯ですが、生地が薄くて柔らかいけど張りのある、締めやすい帯です。木綿着物にもピッタリな雰囲気です。
節のある↓真綿紬は見る加減によって微妙に色味が変わります。藍大島によく合わせていました。右のは地元の呉服店で初めて購入した思い入れのある博多織。小豆色に金茶↓というのは、どうしても目が行ってしまう(笑)好みの色なんですよね。両方共単衣(八寸)
下の左のが花柄(辻が花)数少ない染め帯、袷(九寸)です。右、武将柄は織りの単衣。共にセミフォーマルまで巾広く使える。
袋帯用の帯地(九寸)2反で手作りした、リバーシブルの(全体が同じ巾の開き名古屋仕立て)名古屋帯です。ブルー系、ブラック系両面とも金糸銀糸が入っていてフォーマルまで使えます。元が袋帯用と長いのでそれを折り込むことでお太鼓部分はしっかりと。帯芯は入れない仕立てです。
衝動買いしたリサイクル帯、単衣です。黄色系濃淡の地色に刺繍の模様、よく見れば細かいところまで同系色の刺繍で出来ていたという、見るほどに気持ちが湧きたつ帯です。こうやって思いがけない出会いが、在庫の増加になるんですよね😆
2019年2月ハートにきた九寸の名古屋帯。ベージュの色地と面白かわいい柄がワクワクする。お太鼓の柄出しも選べる。これもリサイクルです。

② 夏帯(紗・絽・麻)八寸、九寸

夏帯こそ二部式と思うので、そのうちこの中からどれか作り変えるかも。

左の花柄↓は、背中に当たる部分(帯枕位置)に、蒸れによる着物の色移りが薄っすらと・・丁度帯枕のところですね。締めれば隠れるのでそのままにしています。白い↓ボカシの半円が好きなブルーの帯。2本とも紗の染め帯です(九寸)
ザックリ麻帯↓は南国のイメージ、木綿や麻着物と合わせたい。絽綴れは↓可愛いイメージなので、もうムリ?感がありますが、締めるとそうでもなくて地味な着物と合わせるとパッと明るくなるのでもう少しばらく使いたい。

袋帯の在庫

① 袷(九寸)

右は松竹梅の刺繍が美しく眺めているだけでも幸せになる帯。お洒落着からセミ・フォーマルまで。

左はごく最近仲間入りした「石摺唐糸」のしゃれ袋帯です。石摺りの微妙な色合の紬に刺繍の柄がとっても好き。普段着やお洒落着、カジュアル寄りなセミ・フォーマルに使えると思います。右巻き左巻きによって前帯の柄を選べるのも高ポイントです。
ラメ感たっぷりの変わり織り。リバーシブルで、お洒落着からフォーマルまで。
セミフォーマル、フォーマル専用帯。金銀糸や金箔、柄などに重厚感。
フォーマル専用はホントに少ないです。生活、趣味の環境的にも特に必要性がないということもあり、上のと3本あればもう十分です。

 ② 夏(絽、九寸)

さりげない金銀糸。大好きな鳳凰柄と色味の、お洒落着からフォーマルまで使える。やはり上記と同じで、私にはこれ1本で十分です。
以上が名古屋帯・袋の全て。ここからもし二部式に作り変える(無いとは思いますがあるとしたら夏の名古屋帯)帯が出れば在庫管理①二部式帯へ移動します。

振り返って

在庫管理①二部式も含め、写真にして並べ確認していくと好みの傾向に改めて気づいたり、存在を忘れるということもなくなりますね。こういう形で管理するのは思っていたよりいいことだったと改めて重いました。

自分の好み通りに「染の帯」よりも「織りの帯」の方が多いです。ポイント柄(お太鼓柄)よりは六通柄が多い。また、使える場面が多いことが第一条件でしたから、季節が限定される柄はあまり好みませんでした。

二部式と比べると数少ない通常の帯。正直ちょっと驚いた(´・ω・`) 笑