紬の付け下げ胴裏の黄変からカビに!?どうする?このままだと危険です①

フォーマル系の着物を収納している箪笥から、牛首紬の付け下げを出しました。何年振り?
紬ということも、この染め柄も、ほんとに大好きな訪問着なんです。その割に、着たのはこの8、9年近くの中で3、4回も着たでしょうか?
金茶っぽい色の紬地に笹竹?の柄・・これが好きなんですよね。
なぜ急に出したかというと、縫い付けてある替え袖(うそつき袖)を外そうと思い立ったからです。(この機会に他の着物も替え袖を全て外しました)

それがぁ~ ショ・・ショックです!

広げてみると、なんと胴裏八掛にぽつぽつと黄色いシミが。全体的にももとは真っ白だったのがなにやらクリーム色みたいに変わってるではないですか!
衿裏は特に黄変があります。(和箪笥の盆に詰め込み過ぎかもしれません)

以前にも同じことが→ 着物の胴裏が変色★「黄変」か「カビ」か もとが古いものばかりなので、仕方ないと言えばそうなんですが。

そもそも、私が着るようになるまでは収納状態があまり良くはなかったし、昔の胴裏自体ににはありがちなこと。

下のが拡大写真です。よく見えるようにシミの色を濃く画像加工しました。矢印も書き込んでいます。

左が黄色く変色してる部分。右は表地の色が透けて見えてますが何やら転々と白いシミが浮き上がってますよね?これはいずれ左のように黄色く変色する?であろうものだと思います。正面からだと見えずらいないシミですが斜めに透かし見てギョッとしました。
もしやカビになってきてる!?き、気持ちわる・・

放っておけば、広がってシミも濃くなりますね。それどころか大事な表地までにも浸透してダメにしてしまいますね。本当にカビだったらもっと大変、他の着物にも移りかねない😱

この着物に呼ばれたような感じですね。ほんとに良かったですよ思い立ち気が付いて!

さて、どうしましょう。

応急的にとりあえず胴裏だけ自分で外しておいて、どうするかゆっくり考える?それより、
さっさと専門店の洗い張りに出しましょうか?

ということで早速お店探しをしました。以前とは価格も内容も変わっていますから数店舗比較検討です。訪問着なので価格も変わる場合も。送料のこともあります。

解くのは自分で、というオプションタイプもありますね。いろいろなケースからこちらの2店舗を候補にしました。

そうこうするうち、本当にこの着物は今の私にとってそこまでする価値はあるのかな?と。もちろん大好きで大切にしたいとは思っているけれど、でも本当にほんとにそうなのかなと・・自分に尋ねるわけですよ。

洗い張りにすると、また改めて仕立てなければいけません。考えてみるに、好きなのはこの紬の質感や染め柄で、着物そのものではないんじゃない?と。だったらなにも急いで洗い張りしなくてもいいのでは?

なんだか、急に冷めてきましたよ。

おそらくは、今までのようにそんなに着ることもない気がします。だって付下げですから(紬といえども)私の生活シーンではあまり機会はありません。そのうえで、もしもその気になった時には専門店へお願いしようと思いました。

ということで結論は、応急的にとりあえず胴裏だけ自分で外しておいて、どうするかゆっくり考えることにしました。


ところが・・後日気が変わりました😆