№5いちばん簡単で型紙いらず手拭いから「着物エプロン」の作り方(画像付き)

№1「きものエプロン」手作りの着物用お食事エプロン、カフェエプロン作り方
№2手ぬぐいから「きものエプロン」を作る・型紙・試作1枚目
№3「着物用のエプロン」試作2枚目、手ぬぐいとハンカチで食事エプロン
№4「きものエプロン」をしたところ画像 感想

からの、最近ハタと気が付きました。なんだ、もっと単純で簡単に作れる方法があるじゃないかと。

手作りの「着物エプロン」には手拭いが便利

着物でお食事会なんて時には・・別に、長い手拭いをそのまま衿元に挟むだけでもいいのですけども、どうせならちょっとでもスマートに。そこで「着物エプロン」です。

いまだに「着物エプロン」というのは珍しいようで、バッグから出して胸元に掛けると周りとの会話も弾みますね。柄が面白かったり可愛かったりすると尚楽しいでしょう。

今回も、やはり№2、№3と同じく「手拭い」を使って作りました。縦長の両端がミミになってるところがいいの。それは少しでも縫う手間が省けるから。

手拭いを使った一番単純で簡単な「着物エプロン」の作り方 

前はなぜそこに気が付かなかったのか、自分でも疑問です。そのポイント
  • 衿元の裏面は面倒な「見返し」ではなく「折り返し」で出来る・・その分丈が短くなるけど、ひざ元はテーブルの下に入るので十分。
  • 両脇の紐は付けない・・帯の下線に沿わせてちょいと挟めばいい。
では、「着物エプロン」の作り方と、その掛け方を画像を見ながら説明します。

必要なもの

  • 手拭い1枚、これは35㎝×90㎝(長い方がよければもう1枚を半分に切って繋ぐ。手拭いが3枚あれば2枚のロングエプロンが作れるし、裾に綿レースも可愛い)
  • プラの下敷きやクリアファイルなどを利用して9、5㎝×5㎝の三角形を2枚(10㎝×5㎝でもいい。クリアファイルの輪になった方を利用し二枚重ねのまま切った)
  • 他、糸や針、待ち針など・・今回は手縫いで作ります(もちろんミシンでもいい)

縫う順序

① 裾を(よく見えるように黒の木綿糸で縫っています)縫い代2㎝で、1㎝×2の三つ折にして縫う。(これを1㎝の完全三つ折りと言うそうですよ)
② その反対側の切り端はピンキングはさみで処理したうえで、端から12㎝を折り返す(裏を表側に返す)これで端は輪になります。

③ 横幅の真ん中から下へ10㎝印付け。線から5㎜はなしてぐるっと縫います。ここでは緩いカーブにしていますが、ここはもっと直線的、丸めの三角にした方があとでひっくり返すときキレイに仕上がるようです。
 印のとおりに中心を10㎝切り、糸に注意しながら少し切り込みもい入れます。
④ 折り返しをもとに戻し(ひっくり返す)たら
アイロンをかけます。中心のU字部分は特にきっちりと。
 三角のプラは、こんな感じに中へ入りますが、その前に
⑤ 衿から胸にかかる線を斜めに織り込みます(写真の順が左右逆)上から30㎝下がった位置と上部は端から7㎝です(このあたりは好きずき)左右とも同じく。アイロンで跡を付けておきます。
 ⑥ (写真の順が左右逆)プラを差し込みズレないよう待ち針しながら、中のプラぎりぎりを縫います。U字の部分も補強のため続けて縫っています。
斜めの端も縫います(ぐる~っとU字も含めて端から端へと1本線で縫ってもよかった)
浮くのが気になる場合折り返した端にステッチかけてもいいし。ここでは部分的に千鳥縫いもどきしてみました。
これで出来上がり。

紐のない「着物エプロン」の掛け方

三角部分を半衿と着物の間に差し込む。胸元に沿わせつつゆとりを持たせて、帯の下線に沿わせ1、2㎝挟む。または挟まずにそのままでもエプロンは木綿なので滑りにくいです。
エプロンをしたときにスッと胸元をなぞれば着物に沿いますね。

もっと簡単な方法といえば・・まぁ結局のところ究極的に単純でシンプルな方法となるわけで。。

大判チーフなりハンカチなり、上記のような長めの手ぬぐいさえあれば、クリップの付いたチェーンで両端側を挟んで即席エプロンに。例えば天然石の羽織紐、これの長いバージョンがあればいいんですよね~