理想の着物は対丈着物

まだ、和服に慣れていない頃、着物雑誌から様々な気姿に魅了されました。

なかでも10年近く前に手にしたクロワッサン「着物の時間」。シリーズの中ではこれ1冊だけですが随分と長いこと手元に残していますね。(2004年発行)
特に、白髪(薄紫のカラーリング)に対丈着物のこの方が印象的でまさに憧れの姿。ほんとは好きなんですよね対丈で着るのが。

袖は絶対元禄袖ですね。帯は下目に巻くので、袖付け幅はもっと多くして身八つ口の開きは狭くていいのです。よって袖の振りも短い。対丈には対丈なりの着方があるんですね。これが私にとっての理想の着物、着方なんです。

もっと高齢になったら、普段の着物はこんなふうに着ようと決めていますよ。でもまだまだ先のことですが。。

家庭着からまずは取り入れてゆけばいいかなと、先日部屋着家庭着リメイク候補として、ウール着物を一旦は着納めしたところ。それを、そのうち対丈着物へとゆっくり手を掛け直してしようと思っています。

将来的には今ある紬や小紋の中からも対丈に直していくつもりです。

そして・・以前から仕舞いっぱなしの洗い張り反がありますが、お仕立て待ちのまま何年経ってることでしょう?気になりながら過ごしていますね。
これで誂える時には対丈着物ですね。それもリバーシブルはどうだろう?とか考えてますが。リバーシブルだと仕立て方もまた少し違うんですよね衿とか。

また、単衣の対丈着物だったら自分で作れるかもと、「3時間で出来る新しいきものの作り方」お題にに魅かれてこの本を図書館から借りてみました。すでに絶版の古い本です。

これには、対丈や二部式、キモノスタイルのパンツスーツ?などが載っていました。新奇すぎる。。。
見本を見ながら自分で型紙を作り、ミシンで仕立てるのですが・・対丈着物でもワタシなら「3時間で・・」は、とうていムリですね(笑)

着物はやはり手縫いでしたいし。かといって、仕立ての経験はあってももう自分で縫う気が起きない(笑)

まあ、興味本位で借りてさーっと眺めただけで終わりましたけど。
自分でじゃなく、仕立ててもらいたいわあ。